一件落着…？？ ページ10
としみつside
と「なんか…よく分からんけど、解決ってことか？」
ゆ「…アイツの様子見る限りだと、そうなんじゃない？」
アパートの外、狭い通路を歩く俺達の少し前に見える、マホっちゃんの背中。前々からそうだったけど、今日はなんだか一段とオーラが出てる。
俺の隣にいるゆめまるに、状況が把握できとらんから聞いたら、ゆめまるも把握できとらんっぽい。
…まぁ、マホっちゃん以外誰も把握できとらんよな。
と「てか、りょう。お前その荷物なに？」
り「ん？あぁ、これ？」
俺の前を歩くりょうの右手に握られている、少し大きめのボストンバッグ。気になってりょうに聞いたら、「Aの荷物、置いてあったから回収してきた」って、、、
あの状況でよく、そんな冷静にいられんなって思わず感心する。
て「なぁなぁ、マホっちゃん！どーいうこと？！何がどうなってんの？！？！」
マ「あ？俺の人脈勝ちってとこだろ。」
1人、騒いどるてつやに不敵な笑みを浮かべて言い放つマホっちゃん。後々、話を聞いたらAが仲間家で俺達に全てを打ち明けた時、話の中に出てきた男の名前に聞き覚えがあったらしい。そっち界隈の人間とは、全くの繋がりがない俺達。マホっちゃんは、計り知れない人脈の広さを活用してあの短時間で情報を得ていた。
「おっ、おかえりなさいっ！」
車の後部座席のドアを開いたら、不安気な顔のAとやけに男らしい顔つきをしたしばゆーが、広い座席にくっついて座っとった。
と「…お前ら、くっつきすぎだげ。しばゆー、もうちっと離れろや。」
し「えー？ごめんてー、」
て「全員乗った？出るよー。」
てつやの声で発進した車は、来た道を戻っていく。
「あの、…みんな、大丈夫だった？」
り「マホっちゃんが、うまい具合に丸く収めてくれたから大丈夫だよ笑」
マ「安心しろA。アイツはもう、お前には近づけさせねぇから。」
「っ、ありがと、ございますっ…」
マホっちゃんの言葉に安心したのか、隣に座るAの瞳から涙が溢れた。Aの小さな手をそっと握ると、Aのいつもの笑顔が向けられて、あたりまえのように俺の心臓は高鳴った。
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ちんまる(プロフ) - kg19nmさん» コメントありがとうございます。そんな素敵なお言葉…嬉しい限りです。自分ペースでの更新にはなりますが、のんびり気ままにやっていくのでこれからもぜひ読んでいただければと思います(^^) (2019年6月15日 8時) (
レス) id: 1ebb5b85e1 (このIDを非表示/違反報告)
kg19nm(プロフ) - ほんまに最高です、みんなカッコいいし、まほっちゃんかっこよぎるし、涙止まらなかったです！！！！これからも頑張って続けてください！！！応援してます！！！ (2019年6月15日 0時) (レス) id: ebc4facc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちんまる | 作成日時：2019年6月5日 13時
