いざ、決戦のとき ページ7
てつやside
カン、カン…とアパートの外階段を登る足音が響く。Aから、奴の部屋の場所を聞いてそこへ向かう。そして、4部屋並んでいる二階の1番端の扉の前で足を止めた。
て「ここか…」
マ「……お前ら、絶対先に手は出すなよ。特にとしみつとゆめまる。」
と「…おう、」
ゆ「大丈夫だよ。」
て「先にってことは、向こうが出してきたらいいん？」
マ「そんときは、容赦しねぇよ。」
マホっちゃんの口角が少し上がり、不吉な笑みを浮かべる。思わず、ひぇっ…と声が出そうになった。
り「てつやはそういうのできんでしょ笑」
て「なっ…！お、俺だってやるときはやるんだいっ！」
そんな話をしていた矢先、マホっちゃんが目の前の扉を2回ノックした。そして、少しの間を開けて扉が開き、中からタバコを咥えた男が気怠そうに出てきた。俺らの顔を見るなり、あからさまに面倒くさそうな表情を見せたそいつは「入れば？」とひとことだけ言って、俺らを中に入れた。
「…で？なんの用？」
ベッドに腰掛け、タバコの煙を吐きながら言う。…こいつ、Aにあんだけの事しといてよくそんな平然と言えるげぇ。思わず、ぎゅっと拳を握り締めていた俺にマホっちゃんが「…てつや、」と声をかけてきた。
今回の件は、東海オンエアの問題だから…
ここはリーダーの俺が、まず話をしんといけん。
て「…単刀直入に言わしてもらう。もうAに関わらんでほしい。あんたのせいで、あの子はめちゃくちゃ傷ついて、苦しんできた。二度と、そんな思いさせたくない。Aは俺らの大事な仲間だから…だから、あんたにAは渡さん。」
なるべく冷静に思いの丈を伝えたあと、タバコの火を消して俺の顔をジッと見ながらそいつは口を開いた。
「…そんだけアイツのこと大事とか言っといてさぁ、結局守れてねぇのはどこのどいつだよ。」
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ちんまる(プロフ) - kg19nmさん» コメントありがとうございます。そんな素敵なお言葉…嬉しい限りです。自分ペースでの更新にはなりますが、のんびり気ままにやっていくのでこれからもぜひ読んでいただければと思います(^^) (2019年6月15日 8時) (
レス) id: 1ebb5b85e1 (このIDを非表示/違反報告)
kg19nm(プロフ) - ほんまに最高です、みんなカッコいいし、まほっちゃんかっこよぎるし、涙止まらなかったです！！！！これからも頑張って続けてください！！！応援してます！！！ (2019年6月15日 0時) (レス) id: ebc4facc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちんまる | 作成日時：2019年6月5日 13時
