お前には渡さねぇ ページ4
としみつside
『…誰、アンタ。俺Aに用あんだけど。』
俺の声に、不機嫌そうな声色で反応した電話越しのそいつ。声を聞いた瞬間、俺の中でぐるぐる渦巻いていた怒りの感情が一気に爆発した。
と「Aはもう、お前んとこには行かせねぇよ。」
『は？アイツは俺のオモチャなんだよ。俺にだけ従ってればいいの笑 だからさぁ、…さっさと代われよ。』
と「てめぇっ、…散々Aの事傷つけて、まだ足んねぇのかっ！！Aはてめぇのオモチャじゃねぇ！！俺らの大事な仲間なんだよ！！！！てめぇみたいなクソ野郎に、もう二度とAは渡さねぇからな！！！！」
こんなにボロボロになるまでAを苦しめても尚、反省の色は無く、寧ろまだAを奴 隷のように扱おうとするそいつに思わず怒鳴りつける。
その時、マホっちゃんが俺の手から携帯を抜き取り耳に充てた。
マ「どーも、なんかAが世話になったみたいだけど。こんだけ色々やってくれたから、俺らからもお礼させてよ。今からアンタの家行くからさぁ…逃げんなよ？」
そう言って、ブツリと通話を切りAの手元に携帯を戻したマホっちゃん。
マ「…A、怖ぇかもしんないけど、アイツん家案内してくんない？」
「え？…」
マ「今潰しとかねぇと、多分アイツ、また同じことすんだろ。」
「で、でもっ！そんなことしたら、マホトさん…」
不安気な表情でマホっちゃんを見つめるAの頭を、グシャッと撫でて笑うマホっちゃんは、男の俺から見てもめちゃくちゃかっこいい。
マ「バーカ、心配すんな。そんなんで消えるほど、俺は軟じゃねぇよ笑 …それに、これでもし消えても俺は構わねぇ。大事な後輩守る為なら、そんなこと気にしねぇよ。」
「…っ！」
マ「…行くぞ、」
そう言って立ち上がったマホっちゃんに続いて、俺らも立ち上がる。若干フラフラしとるAの肩をそっと支えてやると、ありがとうっと微笑んだ。
ゆ「…なんか、マホっちゃん今までに見たことないくらいキレてるよね。」
と「そう言うお前もな。」
し「全員でしょ。」
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ちんまる(プロフ) - kg19nmさん» コメントありがとうございます。そんな素敵なお言葉…嬉しい限りです。自分ペースでの更新にはなりますが、のんびり気ままにやっていくのでこれからもぜひ読んでいただければと思います(^^) (2019年6月15日 8時) (
レス) id: 1ebb5b85e1 (このIDを非表示/違反報告)
kg19nm(プロフ) - ほんまに最高です、みんなカッコいいし、まほっちゃんかっこよぎるし、涙止まらなかったです！！！！これからも頑張って続けてください！！！応援してます！！！ (2019年6月15日 0時) (レス) id: ebc4facc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちんまる | 作成日時：2019年6月5日 13時
