7人の答え ページ12
Aside
あのあと、マホトさんの「腹減った」のひとことでみんなでご飯を食べに行った。いつものごとく、マホトさんが全員分払ってくれて…ほんとに、ザ・兄貴だなって思う。
「マホトさん…本当に、ありがとうございました。」
仲間家を出るとき、玄関でお見送りしてくれたマホトさんにお礼を言った。マホトさんは、片方の口角をクイッと上げてかっこよく笑う。そして、私の頭をぐしゃっと撫でたあと、突然腕を引っ張られた。気がつけば、マホトさんの細いけど逞しい腕に包まれていて。
マ「…帰したくねぇな、」
「…え？」
マ「このままずっと、ここにいればいいのに。」
マホトさんの、低く甘い声が耳元で聞こえる。途端に顔に熱が集まって、多分、わたし今顔真っ赤になってると思う。
て「あ！ちょ、マホっちゃん！！Aを誘惑せんでよ！！」
後ろからてっちゃんの煩い声が聞こえて、マホトさんは「はいはい」って言いながら私を抱きしめていた腕を解いた。
マ「ふはっ、顔真っ赤。笑」
「っ！、マっ、マホトさんが！変なこと言うからっ！」
マ「本気だけどなー。」
「またっ、そーやって…」
マ「ま、いいわ。そのうち奪いに行くし笑」
そんなこと言って、色気たっぷりな顔で見つめられて。私の心臓、壊れそうだ。
て「マホっちゃん、ほんとありがとう。」
虫「うちの姫が、お世話になりました。」
マ「おー、気をつけて帰れよ。」
ほんの数時間だけど、久々にお邪魔した仲間家を出ててっちゃんの車にみんなで乗り込む。ふと隣にいたとしみつくんの顔を見ると、何やら少し不機嫌そう。
「……としみつくん、何か怒ってる？」
と「….怒ってねぇ、」
り「素直じゃないな〜、としくん笑」
と「うっせぇ」
「…？？」
不機嫌な理由は結局よく分からないけど、岡崎へ向かう車中、私の右手はずっととしみつくんに握られていた。
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ちんまる(プロフ) - kg19nmさん» コメントありがとうございます。そんな素敵なお言葉…嬉しい限りです。自分ペースでの更新にはなりますが、のんびり気ままにやっていくのでこれからもぜひ読んでいただければと思います(^^) (2019年6月15日 8時) (
レス) id: 1ebb5b85e1 (このIDを非表示/違反報告)
kg19nm(プロフ) - ほんまに最高です、みんなカッコいいし、まほっちゃんかっこよぎるし、涙止まらなかったです！！！！これからも頑張って続けてください！！！応援してます！！！ (2019年6月15日 0時) (レス) id: ebc4facc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちんまる | 作成日時：2019年6月5日 13時
