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プロローグ ページ1
小さい頃から一緒にいる。
一緒に鍛錬して、同じ釜の飯を食べて、一つ屋根の下で暮らした。
同じ道場で野望を語り合って、笑って、泣いた。
時にぶつかり合って、反発しあって、口も聞かなくなった。
けれどその存在がないと寂しくて、隣に其奴がいないと、時間の流れが遅い気がした。
友達、同士、幼馴染。
其奴を言い表す言葉は沢山あるけれど、やはり「仲間」という言葉が一番しっくりくるのではないかと思う。
片方が道を外しそうになったら、片方が引き戻す。
お互いに高め合って、同じ敵を討つために背中を預けられる人間。
其奴は、確かに私にとって大切な人間だ。
けれど、ただ、それだけ。
あいつと私は仲間で。
それ以上には、成れないのだ。
私たちはずっと平行線で、交わることはないのだ。
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作者名:けんそう | 作成日時:2018年5月11日 7時