ホワイトデー（2） ページ14
緑｢今のボケは難しいよ｣
まだまだだなと誇らしげに笑うA
楽しい会話もそこそこにパタンと半分残ったマカロンに蓋をして、また明日と冷蔵庫にしまう。
そしてお風呂も歯磨きも終わらし、2人でベットの上で向かい合ってまたお喋り。
｢突然来た時はびっくりしたけど、会えて嬉しかった！マカロンパワーで明日も頑張れそう！｣
緑｢俺も！嬉しそうに美味しそうに喜んで食べる可愛いAが見れたからしばらく頑張れそう｣
｢なに？どうしたの？なんか今日はマカロンみたいに甘々だね｣
ふふふっと笑うAがあまりに素敵でそっと口付け
緑｢じゃあもっと甘くしてもいい？｣
そう言うとみるみる赤くなる顔。
この突然のキスは何年経っても慣れないらしい。
｢亮平くんらしくない｣
それでもまだ強がる彼女の口をもう一度塞ぐ
緑｢可愛すぎ｣
口を離し、鼻と鼻がぶつかる距離でそう言うと｢なに言ってるの…｣と呟く
その声があまりに色っぽくて、動揺してしまう。
次のキスはAから。
｢あんまりかっこよくなりすぎないで｣
唇を離した後のAの甘ったるい声で、俺から仕掛けたのにも関わらず、俺の方が先に白旗をあげしてしまう。
緑｢これ以上は辞めよう。最後までやりたくなっちゃう｣
そう言いながらゆっくりAを離す。
溢れ出す欲を必死に抑えながら顔を背ける。
だけど君が
｢たまには甘いのもありだね｣
と、笑うからもう一度向き直る。
緑｢今日はホワイトデーだから許してくれる？｣
｢今日は特別ね｣
そう微笑んですぐに触れるだけの優しいキスを落とす。
｢亮平、好きだよ｣
こんな時に呼び捨てにする君は確信犯だ。
緑｢ずるすぎ｣
小さな俺の呟きは確かにAの耳に届いていて、クスッと笑うから、そのイタズラな口を深いキスで塞ぐ
気づけばAの上に居る俺。
緑｢A、好き｣
俺の好きはあまりにも余裕がなくて、情けなくなる。
だけどAは満足したように、亮平とまた俺を呼ぶから、2人してベットの海に沈む。
バレンタインにはできなかった甘い時間。
今晩はバレンタインとホワイトデーの2日分の甘い時間が俺をとろけさせる。
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廉樹(プロフ) - Sayukiさん» 貴重な意見ありがとうございます！続編の方で書かせてもらいます！ (2020年6月14日 10時) (
レス) id: 64321f42bc (このIDを非表示/違反報告)
Sayuki(プロフ) - いつかできたらでいいので裏も入れて欲しいです (2020年6月10日 1時) (レス) id: a707041684 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - 阿部担ですが、阿部ちゃんが阿部ちゃん過ぎて、そしてとてもお似合いで、こんな彼女ならいてもいいなって思っちゃいました(笑 元気貰ってます。これからも更新楽しみにしてますね。 (2020年4月17日 18時) (レス) id: 76e9874d53 (このIDを非表示/違反報告)
廉樹(プロフ) - 佐々木さん» 嬉しいです！ぜひお願いします！ (2020年4月15日 11時) (レス) id: 64321f42bc (このIDを非表示/違反報告)
佐々木(プロフ) - 廉樹さん» 私は今Twitterでおすすめの作品を紹介させていただいています。そこで「阿部と彼女」を紹介してもいいですか？ (2020年4月15日 8時) (レス) id: e312adaa83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廉樹
| 作成日時：2020年4月8日 11時
