轟くんは仲間 (ページ33)

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122話ページ33

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その後もどんどん発表は続いていった。

「ツクヨミ」

「モギタテヒーロー ″グレープジュース″！」

「ふれあいヒーロー ″アニマ″」

みんなが発表していく中、私はボードに書いた自分のヒーロー名(仮)を見つめた。

うーん……いいのかなぁ、これで。

「″爆殺王″」

「そういうのはやめた方がいいわね」

「ブッハア！！」

『うわー、爆豪くんブレないね』

かく言う私は勇気が出なくて前に出れてないんですけどね！！

「爆発さん太郎にしろよー！」

『え、何それうける』

「うけねえわ！！！」

いや、うけてる場合じゃないんだよ、私。

『んー……ねぇ、ヤオモモー。
これ、変じゃないかな？』

「……まぁ！素敵なヒーロー名だと思いますわ！」

『ほんと？』

「ええ！」

まあ、変って言われてもこれ以外に思いつくヒーロー名ないし……。

よし！玉砕覚悟！

『私はこれ！

瞬速ヒーロー ″サンウィンディー″』

父のサンダーと母のウインディー。

2人の名前から取ったヒーロー名。

【ずっと一緒にいるみたい！】

幼い頃、私がお父さんとお母さんに言った言葉だ。

「お父さんの″サンダー″とお母さんの″ウインディー″から取ったのね。

その背中に2人の名を背負う覚悟はある？」

『もちろん！』

「よろしい！いいヒーロー名だわ！雷風さん！」

その後、デクくんは結果、ヒーロー名も″デク″にした。

委員長は焦凍と同じくヒーロー名を自分の名前に。

発表している時もどこか静かで、変だった。
……心配。

「爆殺卿！！」

「違う。そうじゃない」

『殺を入れないと気がすまんのか？』

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