120話 ページ31
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「例年はもっとバラけるんだが、今年は3人に注目が集まった」
「まあ、爆豪に至っては表彰台で拘束されてたしな。ビビるわ」
「ビビってんじゃねえよプロが！！！」
瀬呂、普段なら笑うけど爆豪くんからの敵対心が見え見えで笑えないわ、すまん。
「これを踏まえ、指名の有無関係なく、
いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
私たちは先にUSJの1件でヴィランとの相対を経験しているが、プロの活動を実際に体験してより実りのある訓練にしようということらしい。
そこで必要となってくるのが今日考えるヒーロー名だ。
「まぁ、仮ではあるが、適当なもんは「付けたら地獄を見ちゃうよ！！」」
「この時の名が、世に認知され、そのままプロ名になってる人も多いからね！」
「「「「「ミッドナイト！！！」」」」」
今日も今日とてセクシーですね、ミッドナイトさん。
少しは分けてくださいよミッドナイトさん。
ちらりと前の席のヤオモモのたわわなお胸に目を落とす。
……少し分けてくださいよヤオモモさん。
「お前、何してんだ」
『いや……人間の不平等さにちょっと絶望してただけ……』(Bカップ)
「？？」
ええもん！！私の戦闘スタイル的にあったら邪魔やもん！！ええもん！！！！！
焦凍、そんな純粋な目で首を傾げないでくれ。
超くだらな……いやまあ、女としてはくだらなくないんだけど、恐らく君にとっては超絶くだらない話なんだ。
そんなに純粋な目を向けないでくれぇえええ！！
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作者名：オクラ | 作成日時：2019年7月12日 8時
