轟くんは仲間 (ページ14)

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103話ページ14

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キャパを消費したと言ってもそこまでだったようで、数十分で目を覚ます。

うん。寝たらスッキリ治ってる。
我ながらしぶといわ。

「起きたのかい。ならさっさと行ってきな！
もう表彰式が始まるよ！」

『え、まじか。行ってきます』

表彰台に着くとセメントに鎖で縛られた爆豪くんがいた。

目の角度は90度につり上がっている。

え。何これ。怖い。

『え、なにあれ……』

3位の表彰台一緒に立つ常闇くんに耳打ちで聞いてみる。

「………………怒りと憎悪」

そっか。なんも分からん。

目、やべえ。目。

相澤先生の合図で口に頑丈なマスクのようなものをはめれれる。

隣でめっちゃガシャガシャ言ってるうぅうぅ……。

次第に表彰台が上がっていき、スタジアムに顔を出した。

常闇くんから順に、表彰されていく。

そして、

「雷風少女、おめでとう！」

轟くんと引き分けだったものの、戦闘不能になり3位になった私は銅のメダルをオールマイトから直々に貰う。

オールマイトの手渡しとか何これ！何これ！！
胸熱ぅううううう！！！！！

「雷風少女は相変わらず速いね！！」

『あ、へ、あ、あざぁああああっす！！』

「雷風、鼻水出てんぞ」

『あ、いっけね』

感度のあまり、目と鼻から水分が出まくる。
さすがに耳からは出なかった。

『か、か、家宝にします！！』

「はっはっは！！ありがとう！！
よく頑張ったね！！おつかれ！！雷風少女！！」

無言で口をぱくぱくさせて鯉みたいになる。

やべぇよ、声でねえよ。

そこから轟くん、爆豪くん(目やべえ)と順に表彰されて行き、雄英体育祭は幕を閉じた。

「皆さん、ご唱和ください！！せーーの！」

「「「『プラスウ「お疲れ様でした！！」ええええええ？！？！そこはプラスウルトラでしょオールマイト！！」」」」

「ああいや、疲れただろうなと思って……」

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