轟くんはクラスメイト (ページ8)

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7話ページ8

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『おっはよー。瀬呂、どう？似合ってる？』

真新しい雄英高校の制服を着た瀬呂とまたしても偶然出会った私。

「おー、似合ってる似合ってる」

『ありがと！！！瀬呂もまあまあ似合ってるよ！』

「おー、ありがとな。ちょっとまあまあってのが余計だけど」

『っしゃあ！瀬呂！行くよ！私達のヒーローアカデミア！』

「テンション高ぇ……」

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『ねぇ…嘘でしょ……』

「どんまい」

顔面蒼白な私の方にぽんとどんまいコールと共に手を肩に置く瀬呂。
顔がまったくどんまいって顔してない。

やべぇ。殺意沸く。

『な、なんで私だけ席はみ出てんの……』

「名簿が最後だからじゃね」

『いじめなの……？』

「名簿じゃね」

『は？なんて？嫌がらせ？』

「一文字も合ってねえよ。名簿の都合だろ」

畜生！なんて寂しい席なんだ！！
一つだけはみ出てたら後ろの席でも目立つし！

『ん？てか瀬呂。あんた電気の斜め後ろじゃん。席変わんない？』

「変わらんし誰だよそいつ」

『私の従兄弟』

「へー」

「Aーー！」

『うおおおおお、びびったぁ！！』

突然肩に手をドーンと置かれて耳元で大きな声で叫ばれる。

『え、ねえ電気。私の寿命縮んだんだけど？なに？しばいてほしいの？』

「わりわり。ん？そいつ知り合い？」

『あー、同中の瀬呂。あ、瀬呂、こいつがさっき言ってた従兄弟』

「へー！上鳴だっけ？よろしくな！俺、瀬呂範太」

「おう！よろしく！俺上鳴電気！」

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