轟くんはクラスメイト (ページ41)

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40話ページ41

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「させませんよ」

私たちの目の前に現れた黒い靄。
さっき広場の噴水に現れたものと同じだ。この人の個性だったか。

「初めまして。我々はヴィラン連合。
僭越ながらこの度、ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいとのことでして」

丁寧な口調のに言ってることは超物騒だ。

「おっと失礼。雷風Aさん……あなたは初めましてではないですね」

『………………………………は？』

どういうこと……………………？

もしかして″あの日″のヴィランに何か関わりが…？

「落ち着け雷風、考えるのは後だ」

『ごめん轟くん』

そうだ。難しいことは考えるな。
今は生き抜くことだけを考えろ。

「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか？！」

黒い靄に拳をふるう爆豪くんと切島くん。

2人の突然の攻撃にも怯むことなく、黒い靄は如何せんゆらゆらと揺れている。

「危ない危ない……そう、生徒とは言えど優秀な金の卵……」

「ダメだ！二人ともどきなさい！！」

13号先生の叫びも虚しく、私たちはどんどん黒い靄に飲み込まれていく。

『うおおおっ！！と、轟くん大丈夫？！』

「自分の心配してろ！！」

どんどん轟くんの声は小さくなっていき黒い靄が晴れた頃には視界一面炎だった。

え、これやばくね？

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