轟くんはクラスメイト (ページ3)

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2話ページ3

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「今日は俺のライヴにようこそーー！！
エヴィバディセイヘイ！！！」

ｼｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ…………

「あの人、すげえな」

隣で瀬呂が顔を引き攣らせながら言う。

『やば、プレゼント・マイクじゃん。え、どうしよう超ファン。試験終わったらサイン貰えるかな？』

「プレゼント・マイクって何か聞いたことある」

『プロヒーローだよ。知らないの？毎週ラジオもやってる』

「へー。Aって結構オタクだよな」

プレゼント・マイクはちょーーーーっとだけ個性が似てるから憧れのヒーローの1人だ。

「こいつぁシヴィー！！受験生のリスナー！！
実技試験の内容をサクッと説明するぜ！！
アユレディーー？！？！

YEAHHHHH！！！！！」

ｼｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ…………

『あかん…超ノリたいけどこの空気じゃ無理…』

「お前も大概だよな」

その後、プレゼント・マイクによってさっくりと説明されたのは模擬市街地演習についてだった。

『私Aだ』

「俺はG」

『同じ中学校の人同士は一緒になれないっぽいね』

「だな」

協力禁止ってことなんだろう。

追加で0Pのお邪魔虫がいるという説明が加えられ、プレゼント・マイクの説明は終わった。

「最後にリスナーへ我が校の校訓をプレゼントしよう！
かのナポレオン=ボナパルトは言った！
″真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えて行く者″と！

Plus Ultra!!(更に向こうへ!!)」

ついに始まる

「それでは皆、良い受難を」

雄英高校入試試験！

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