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「おい邪魔だ。どけどけぇ。」
「ん?あの人って…」
「中富禮次郎、中富海運社長だな」
中富禮次郎…社長さんって言うより、ヤクザさんって表現の方が似合いそう
本人もそうだけど周りのボディガードさん?もチャラチャラしているし
新ちゃんいわく、黒い噂が絶えない人物、らしい
なんか納得
「ねェ彼女ォ、シンガポールまで来て1人?
良かったら俺と・・・」
「今それどころじゃないの。
あっちいって。」
「園子ちゃんっ!!」
軽くあしらうその姿は園子ちゃんらしいけど、さすがに1対複数人は…!!
騒ぎに気づいたらしい蘭ちゃんと一緒に助けに入ろうとするけど、掴まれた腕によってその行動は阻まれた
「新…ちゃん?」
「余計なことするなって。」
「え?」
「うああ"あ"あ"」
そんな悲鳴が聞こえたと思ったら一瞬にしてボディガードさんを地面に叩きつける京極さん
最後に一人残った社長さんも同じようにして地面へとお見舞いした後、負け犬の遠吠えならぬ言葉を残して去っていった
「京極さんかっこよかったね!」
「…」
いいなー!きゅんってしちゃった!私もあんな風にかっこよく守られたい!
ピンチの時にかっこよく駆けつける、まるでヒーローだよ
私を見て眉を顰める快斗くんの視線には気付かずに、そんなことを思っていた
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サクラ - こんにちは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年4月19日 16時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 更新待っていました!このお話とっても好きなんです!更新頑張ってください! (2020年4月18日 18時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もふ | 作成日時:2020年4月18日 16時