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そう、あの不可思議な感覚に頭が混乱していると近くにあった鏡が視界に入った。
それと同時に、私の中に違和感が生まれた。それは、先程まで胸元を掴んでいたからか少しだけ服が乱れていたのだ。
−−その服の胸元あたりの隙間から、チラチラと黒色の何かが見え隠れしている。
それを見て、私は鏡に近付いた。
貴｢(何だ、これは……)｣
私は、その疑問にゆっくりと服を胸元までのボタンを外しそして開くとそこには不思議なモノがあった。
−−胸の真ん中に、大きく黒色の百合の紋章が刻まれていたのだ。無論、私はこんな紋章を付けた覚えも付けられた覚えもない。
それも、その百合の紋章があるのは先程まで痛んでいた場所と全く同じだった。……ならば、言うまでもなくこれはさっきの件で付いたのか？
貴｢……誰かが、私に呪いでもかけたか。いや、それでも私は呪詛返しの魔法がある。かけられれば、すぐに跳ね返すモノだ｣
そう、私は考えながらゆっくりと百合の紋章を指先でなぞる。
続く
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どん - 話しの続きが気になる (2021年6月18日 8時) (
レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
marshmallow - 面白かったです！続きめっちゃ気になります！更新待ってます！ (2021年5月29日 12時) (レス) id: bf7086b5e5 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 気になる (2021年2月14日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千本桜 | 作成日時：2021年2月13日 13時
