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通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ……
広々とした、神社の敷地の中。
一人の少女が、歌っている。
少女の、髪は美しい白銀。瞳は、美しい瑠璃と赤の瞳。
けれど、その美しい筈の瞳には光は無く……
ただただ、虚ろな虚空の瞳だけがあった。
そんな、少女を見る影が一つありけり。
その影の、口元は優しく弧を描きながら笑っていた。
その影は、少女がその場から居なくなるまで……
ずっとずっと、愛おしそうに見つめていたのだった。執筆状態：連載中
通りゃんせ 通りゃんせここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ……
広々とした、神社の敷地の中。
一人の少女が、歌っている。
少女の、髪は美しい白銀。瞳は、美しい瑠璃と赤の瞳。
けれど、その美しい筈の瞳には光は無く……
ただただ、虚ろな虚空の瞳だけがあった。
そんな、少女を見る影が一つありけり。
その影の、口元は優しく弧を描きながら笑っていた。
その影は、少女がその場から居なくなるまで……
ずっとずっと、愛おしそうに見つめていたのだった。執筆状態：連載中
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作者名：千本桜 | 作成日時：2018年10月22日 17時
