☆ ページ10
「ぶるーく、今日バイトないから一緒に帰っておけ?」
「もち〜、みんな喜ぶんじゃない?」
帰り際、ぶるーくに声をかけたら承諾の返事。勝ちましたわ。
教室を出て、しゃけときりやんの教室に向かう。ちょうど終わったらしく教室から人が出てくる。
廊下の壁に2人でよりかかって待つ。早く来ないかなぁ…なんて思いながらドアを見ていたその時。
ぶるーくの事をじっと見ている女子がいることに気づく。…その視線が私の方へ移る前に目を逸らすように下を向く。
「A、目合わせちゃダメだよ」
「分かってる」
隣でぶるーくに言われ確信する。あの子が星野キララか。
「キララ?はよ生徒会室行くで」
「…うん、行こっかシャオちゃん!!鬱くん!」
…すっごい猫なで声だなおい。男って皆あんなのが好きなのか…?な訳ないか。
「うへぇ、趣味悪ぅ」
「まじそれなぁ」
しゃけときりやんは最後の方に出てきた。少しでも星野キララとの接触を避けているらしい。
賢明な判断すぎる。
「なんで二人共床見てんの?」
「察せきりやん」
きゃっきゃと騒ぐ星野キララの声が聞こえてきて、あぁ…と察してくれた。
「んじゃ、Nakamuたち迎え行こーぜ」
しゃけの声で私たちは星野達と反対の方向に歩き出した。
Nakamuときんときとスマイルは疲れ気味の私とぶるーくを見て察してくれていた。…察してくれる人多くて助かるわ。
「どーする?今日も俺ん家くる?」
Nakamuがそう言ってみんな頷いているが、果たしてこのメンツに私が混ざってしまって大丈夫なのだろうか。
返事に困っているのに気づいたきんときがクスッと笑い言う。
「Aもおいでよ、付き合いは短いけど友達に変わりないんだから。それにこれから仲良くなるにはちょうどいいと思わない?」
「…おう、んじゃあ行く」
飾り気のない言葉が少し嬉しかった。
そしてNakamuの家はめちゃくちゃデカかった。ゲームめっちゃあるし最高かよ。
「あんたら毎日ここ来て遊んでんの?」
「うん、Aもこれから来る?」
「来る」
スマイルのニッコリスマイル頂きました。
学校では仏頂面してるのに急にニコニコし出すから何事かと思ったわ。
「…ゲームくそ楽しい……」
「みんなでマリカーやろうぜ!」
Nakamuの提案に、みんな騒ぎまくってヘトヘトになるまで楽しみました。
…すっげぇ楽しい。
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか?流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs((殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました!夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年6月21日 8時