☆ ページ45
遠くを見つめ、金豚さんが口を開いた。
｢…あんたが来る前やったわ。星野っちゅう奴が俺達を壊しに来た。
…もう見てわかってると思うけど、みどりは人とのコミユニケーションが上手いわけじゃない。言うなら、下手な方。
何が気に食わんかったんか知らんけど、いつからか星野がみどりに対して嫌がらせを始めた｣
｢は？｣
アイツ男なら誰でもいいんじゃねぇのか…？
｢…最初は優しかった。なかなか話せんみどりに根気強く話しかけて…俺達も悪い噂の事をサラサラの嘘だと思った。
まぁ、そん時の俺達が甘かってん。
火のないところに煙は立たないって事やな。
……いつからか、みどりに生徒会の奴らが絡むようになった。吃っちまうみどりに腹が立ったのか…軽い暴力もあった。傍から見ればじゃれてるように見えるけど…アイツにとっては辛い事やってんな。
みどりはしばらく学校に来なかった。虐める相手がいなくなった星野の次の標的は仲がいい俺らやった。…生徒会の影響って凄いよなぁ……一日で立場まるっと変わって。
まぁ生きづらいわ。｣
話を一通り聞く限り、生徒会のクソ加減が分かった。金豚さんはやっぱり何も私をただ嫌ってた訳ではなかった。
嫌う理由が、仲間のためってことも分かった。
｢…生徒会ぶち〇してやろうか……どりみー殴ったってことっすか？はぇー…しねかすぅ｣
屋上から下を見ると帰ろうとしている生徒会のヤツらが見えた。
中指立ててしねぇ…と呟く。
｢…ほんと、くたばっちまえって何回も思ったわ｣
｢星野って何者なんですかね。あいつの存在が生徒会を変えてしまったようにしか思えない…｣
｢…なぁ、あんたは裏切らないか｣
疲れたように私に言う金豚さんを見て、急に脳に血が回り始めたような感覚に陥る。
｢裏切るわけないだろばぁーか…金豚さん、ちょっとこっち来てくれます？｣
ゆっくりと近づいてきた金豚さんを力いっぱい拳で頬を殴った。
頬は赤く腫れ口の端は切れて血が滲んでいた。
｢…な、に……｣
｢次はあなたの番ですよ。…力いっぱい私を殴りつけて下さい！｣
何を思ったのかニヤッと笑った金豚さんが力いっぱい私の頬目掛けて拳を振りかざした。
言葉に表しがたい衝撃を感じながらその場に倒れる。
｢…死んでるか？｣
｢……んなわけ…ないでしょ…あー……いってぇ…｣
その後二人でフラフラしながら下に戻ったら、待っていたらっだぁが私らの顔を見て言葉を失っていた。
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか？流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (
レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs（（殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました！夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年6月21日 8時
