☆ ページ43
無言は肯定だと勝手に思い、この場を去ることにした。
｢はぁ〜い、ショッピ行くよ。ごめんならっでぃ、みどりくんのそばいてあげて｣
｢…分かった｣
不服そうだが、らっでぃは頷いてみどりくんの方を向く。ショッピに着いてくるように言えば大人しく後ろを着いてきた。
人通りの少ない非常階段付近、気になっていたことを聞くことにした。
｢…君らさぁ……何やらかしたの？｣
｢…っ……｣
少し咎める口調で問えば、言葉を詰まらせる。…当事者って訳じゃなさそうだけど。
｢…俺から言えることは、先輩達が根も葉もない事信じきって、あの人らに酷い事をしたって事くらいです｣
｢…酷い事……？｣
これは直接聞く他ないな。恐怖からなのか、握りしめられているショッピの拳は震えていた。
…まだ弱いな。
｢…怖がんなよ、別に何をするってわけじゃねぇから｣
自分より少し高い位置にあるふわっとした頭に手を乗せ撫でてやる。びっくりしつつ、すみません…と呟いた。
……ますます黙ってらんなくなった気がするな。
｢確認だ…ショッピは何もしてないんだな｣
｢はい｣
はっきりとそう言ったショッピの目に、嘘偽りの色は見えなかった。…だとしたら、こいつも一部の被害者。
｢…キツイ言い方して悪かった。私らはただのDDR友達でいような｣
｢…ありがとうございます｣
ほんの少しだけ、笑ってそう言う。
…!!!( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!!!
あ、危ねぇ…！可愛いとか思うところだったあああ…1年とはいえこいつも生徒会…侮ってはならぬのじゃ！！
｢…どうかしたんすか？｣
｢なんでもねーよばぁーか｣
｢えぇ…？｣
でもまさか、みどりくんとショッピとチーノが同じクラスだとは思ってなかっ……あれ、チーノも一緒やんけ…
あ、これまずい…？
｢…校則は破るためにある！！｣
｢いや守ってくださいよ｣
冷静なツッコミすんなボケ！！お前の友人が大切な私の仲間になる人(多分)を傷つけていたらどーするんですかぁ？？？
｢…みどりくんなにもされてないかぁぁぁ！！！｣
｢ｪｯ…一ノ瀬…ｻﾝ……？｣
｢え、いないじゃん…なんだ心配して損した…あれ、らっでぃは？｣
｢もうカエッタ｣
…あれ、みどりくん……
｢…みどりくんが話してくれた……｣
｢…別に、シャコウジレイ｣
｢ちょっと違くね？｣
まぁいいや、可愛いし()
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2066人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか？流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (
レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs（（殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました！夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年6月21日 8時
