12話『勧誘成功確率50%』 ページ39
許可を頂いて、少しだけ安心した気持ちのままみんなが待ってくれてる教室へ向かう。
「あ、A……どうだった?」
「……許可、頂きましたァ!!」
みんなガッツポーズ決めるあたり仲良いよね。
「…んで、メンバーは俺たちだけじゃないんでしょ?」
「安心してよ、勧誘する人は決まってるから」
誰を誘うのか伝えれば驚きつつ、納得もしていた。
「……ん〜…!つっっっかれたぁ!!さっさと行こう!んでゲームだ!」
「俺ん家だけどな」
「ゲームが私を待っている…っ!」
「聞いてねぇし」
私の頑張りの代償だよ。明日からの勧誘成功するといいなぁ…確率ものすごく低そうだしw
…でも、彼らがいたら絶対に組織は強くなれる。そんな気がする。
「よぉーし、スフラやろうぜ」
まぁ、今はゲーム事のだけ考えられればいいや。
…次の日、昼……よし、尾行します!←
「…じゃ、私行ってくるわ」
「…頑張ってね」
心配そうなぶるーくに任せとけ!って笑って…彼……
猿山 らだお君の後をこっそりと追いかける。
探偵ごっこしてるみたいだな、これ。
周りの目が痛いけど気にしてる場合じゃないんだ…!今日で私らの運命も決まると言っても過言ではないからな!!
猿山君が入っていった教室はもう使われていない旧実験室。中から少数の声が聞こえる。
…なるほど、ここにいたのか。どおりで見ないと思ったわ。
…でもコレ、どうやって中入ろう。
いや気まずいんじゃ…なんたって……学校じゃ有名な不良グループだからね?
そこに事実があるかどうかは知らないけど。
「…あれ、らっだぁ……誰かと一緒に来た?」
「え?…俺一人だけど……」
…やっべぇバレてんじゃねぇかコレ。
「ふぅ〜ん……俺たちに何か用?ドアの前で立ってないで入ったら?」
ゆるっとした声だけど明らかに圧が込められたその声音に心底後悔しながらドアをゆっくり開けた。
「…一ノ瀬さん…?」
「らっだぁ知り合いなん?」
「クラスメイト…あの、なんの用…?」
困り気味な猿山君が私を見て不信げに笑う。不信げに笑うって…いや初めて見たわ。
「…単刀直入に聞かせてもらおう。
君たちは本当に不良なのか?」
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか?流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs((殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました!夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年6月21日 8時