独白【散文】 (ページ4)

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声での世界。限界迎えて文字に逃げ。ページ4

言いたいことは飲み込んで。

言い返す能力は無くなりました。

代わりに一歩引く能力が備わりました。

でも、そんな風に見せたら食われる世の中だから

引いてない振りをする能力が身に付きました。

気付いてくれません。気付かれたくありません。

逃げる事ばかり上手くなりました。

ズルばかり上手くなりました。

人に勝とうと思いません。思えません。

自分が負けて終わるのならば、プライドなんて喜んで捨てます。

争いたくない。怒りが怖い。

愛のある暴力が欲しい。愛の言葉と共に、暴力を振るわれたい。

私が居ないとダメって、感じさせて欲しい。

依存したい。

寄りかかりたい。

それでも、感じさせないように笑って。

誰かが言った。

「ちゃんと身体鍛えなよ」

口だけ上手く言い逃れ。やりたくないもん。

仕事は肉体労働と事務の両立で。そんな中で、鍛える体力的余裕なんてあるかよ。

「そのまんまじゃ弱いまんまだよ」

弱くて何が悪い。弱くて何が悪い！！

弱くてもいいだろ？やらなきゃ行けない事からは逃げてないじゃん。

言いなりなんか御免だよ。だから口だけ達者に誤魔化すよ。

どうせ、陰では嗤ってんだろ？知ってんだよ。いい顔して楽しいか？

……それは私もか。

口をつく口癖

「死にたい」

「自由になりたい」

「楽しい事が起きないかな」

たった一つの希望を待つ為の暇つぶしの癖に。

吐きそうだ。断れない自分に。

殺してやりたい。口が下手な自分を。

退化しかしなくなったら、そりゃ出来損ないが生まれますよ。

私が嫌い。過去の私が嫌い。疎外された過去が嫌い。

だからアレは私じゃない。私じゃないんだ。

逃げて生きて何が悪い？

強く在らないといけないのか？

巫山戯んな。弱い奴がいきがってもいいじゃん。

お前が言ったんだ。私は強いと。なのに弱いと言うのか。

付き合うのも、もう嫌になる。

人との衝突は嫌いだから、私は黙って逃げ出します。

また、文字の世界に逃げますね。

ただいま、皆さん。私は嘘です。よろしくお願いします。