今日から守護神になります！【野坂悠馬】 (ページ10)

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9話・自分も分からないページ10

私の目が点になる。

なんで、見える者がこんなに沢山……?
一体何が……。

私は、ふとファイヤーレモネードの事を思い出した。

必殺技に当たると、見えるようになるのか、はたまた柑橘系の何かを浴びるの見えるようになるのか……。
どっちだ……?

いゃいゃ、この状況からして逃げるしか方法がない!

廊下は走るなって習ったけど、今は走らないと逃げられない!!!

いつも静かに使っている部屋に入る。

そして鍵を閉めた。
合鍵を持ってくるとか、聴こえる。

時間はあまりない。

これは、偽造工作をしましょう。

まず、土の所を踏んでしまったので、靴が汚れている。
それで、窓まで行く。
そして、窓を開ける。

まるで、外に逃げたかのように。

足跡もついているから大丈夫だろう。

後は私は、トイレに隠れるだけ。
簡単。

物凄く心臓がドクドクしている。
見付かったら終わりだ。

「ちっ、逃げたか。」

「この事件、俺が＿＿。」

いろんな声が聴こえる。
そして、皆でて行ったと思い気や、何やら誰かの足音が聴こえる。

まだ一人残ってる。

ドアノブが動いたのでヤバいと思い、開けられないように、ドアノブを引っ張った。

壊れない程度に。
けれども、今は幽霊の時とは違い、力が出ない。

勿論彼らは、男。

力が強く、私は力の差によって、弾かれた。

壁に頭を打ってしまい、かなり痛い。

「やっぱり……。」

『わ、私を捕まええないで下さい……!!』

「何で僕が捕まえないといけないんだ?」

『へ……?』

怖がっていて、目を瞑っていたが、その重い瞼を開くと、まさかの野坂くんだ。

『のののの、野坂様?!』

野坂「君、何で皆に見えるようになってるの?」

『此方が聞きたいですよっ!!』

野坂「兎に角、面倒だけど事情を説明するから来て。」

『……、わ、分かりました…。』

私が立ち上がろとしたとき、ふと私は思った。
事情を説明する……?

それじゃあ、私のプライドが許さん!!!

野坂くんから逃げれるか分からないけど、逃げるのみか……。

私がそんなに事を考えていんと、不意に浮かんでいるような感覚となった。

『えっ?!』

何と、人生初の姫抱きじゃないですか。

『お、降ろして下さい……!!!』

野坂「足、怪我してる。」

『え……?』

私が足を動かすと、「いっ……。」

野坂「後、逃げるから。君の魂胆分かるから。」

彼には負けました。