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19話・スマホ ページ20

大変です。

いつの間にか、野坂くんとはぐれました。


全て私がいけないんです……。
私が勝手にどっか行くから……。

自業自得ってやつなんですよ…。


ガイド見ても分からないし……。


そうだ、いまこそスマホの機能を使う時!
てか、何で今まで使わなかったのだ……。


そんな自分に困惑していた。



『あれ、こんなにメール来てる……。誰だ?』


名前を見ると、まさかのまさか……。

野坂くんであった。


『私、いつ交換した……?』


機械音痴なため、あまりスマホは使わないから、全然設定とかいじってなかった……。

すると、スマホが鳴った。
驚いて落としそうになるが、しっかりキャッチ。

電話だ。

ここ、押せばいいのかな……?


『えっと……えっと……Aです…?』

「名前の後が何で疑問系なのさ。それより、今どこ?」

『えっと…分かりません。』

「馬鹿。あれほど一緒に行動してろって行ったのに。」

『す、すみません……。私の事はほっといていいので、皆の所に戻って下さい。それでは……!!』


私は、電話を切った。
これ以上通話を長引かせる訳にはいかない……!!
私の、精神がそろそろ病み始めてしまう……。


仕方ない、自力で探すか……。


すると、またスマホが鳴った。

次は、メール……?


『えー、何々。「写真送ればそこまで迎えにいく。」へいへい、送れっていう命令ですね。』



カシャっと音がしたので振り返ると、笑ってこっちを見る少年がいた。


と、盗撮……?!
では、なさそう。見た目からして、ただの観光ついでにとっただけだろう。

でも、何を撮ったというのだ。

彼の目線の先をたどると、私でも知っている人が見えた。



『一星くん……?』


また彼も振り返る。
多分、知り合いか何かかな…?


私は、野坂くんでも探すとするか。

「大丈夫です。私は、守護神ですよ?見付けて見せます。」と打ち、彼へ送った。

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作者名: | 作成日時:2019年4月30日 12時

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