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教室にて




「おはよう悟」





五条「……!!」





「悟、一人なんだね……硝子は?」





五条「…………任務」






「そっか……ああ、後……悟、ありがとうね」





五条「!……怒らねえの、憎まねえの?」





「?、なんの事言ってるの」





五条「……あいつの事、殺したの俺なんだけど」





「うん、それで?」





五条「は?」






「別にもう死んだものはしょうがないじゃない、私、そう言うのは引きづらないタイプなの」





そう笑ったAは五条に頭を下げた






「あの時はあんな態度を取ってしまってごめんなさい、みっともない姿も見せてしまった……もっと私が早く来ていれば天内理子ちゃんも生きていたかもしれない、本当にごめんなさい」






五条「ッ、なんでお前が頭下げんだよ!!!」





五条は椅子から立ち上がりAの腕をぎゅっと掴んだ





五条「なんでそうやって笑うんだよ!なんでそうやって謝んだよ!!!!なんで怒んねえんだよ!!!怒れよ!俺が憎いって言えよ!!」






「悟……別に憎いなんて思わないよ、仕方ない事だからね、それよりも……うん、ありがとう、甚爾さんを殺してくれて」





五条「お前……」





「それに私は人が死ぬことなんて慣れているからね」




五条「……は?」






「だって私も……





殺すもん、人を」









五条「な、に……言って」





「人の命を奪う側でもあるんだもん、私に人が死んで悲しむ権利なんて本当はないんだよ」





五条「人を殺す?お前が?なんで?」





「命令だからだよ、私は上層部の駒だ
命令されれば排除する、それが悟でも傑でも硝子でも……



任務に私情なんて捨てなければやっていけないからね」






Aはははっと乾いた笑いを残し教室を出ていこうとした時





「軽蔑したっていいよ、私を殺したっていいよ、それは正しい


私は止めない



、、、、、、ごめんね、悟








ごめんね」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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