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いや、コイツ何言ってんだろうか……もしかして悟と同じく頭でもうったか……？
｢ごめん、夏油くんの考える意図がいまいち見えないんだけど｣
夏油｢そのままの通りだよ、私の事を信用して気を許して欲しい｣
｢ふふっ、1種の告白だよねこれ……やめてよ、照れちゃうじゃない。｣
夏油｢冗談を言ってる気はないんだけどな｣
｢…………経験上、夏油くんのような人間に心を許すのは一番リスキーだと考えているんだけど｣
Aはニコニコと笑いながらペンをくるくると回した
夏油｢ハハッ、そんなの気のせいだよ｣
「そもそもなんでそう思ったのかな？私は貴方とそう深い関係でもないはずだ
言ってしまえば他人なのにどうしてそんな事を思ったのかな」
Aは笑顔を崩さず机にペンを置き紅茶を飲み干した
夏油｢友達なんだ、知りたいのは当たり前だろう？｣
｢友達……？｣
夏油｢ああ。｣
｢私と、夏油くんが……かな？｣
Aは困ったかのように眉を下げ苦笑した
夏油｢なにかおかしいことを言ったかな？
……まあ、友達……仲間と言う関係だから……でもあるし、ただ私は君がとても気になる、それだけだよ｣
初めてだ……友達……うん、友達か
いや、友達？
Aは友達と聞いた瞬間頭の中で庵の事を思い出した
嗚呼
_________そういう事だったんだね。
Aはスーーーっと長い息を吐き、スゥッと息を吸った……かと思えば肩をプルプルと震わせる
｢クッ……フフッ……アハッ……アハハハハハハハッ！！！！！！｣
Aはふんぞり返り、腹の底から大笑いをした
夏油｢……？｣
｢アハハッ！！友達……友達かあ……ふふっ……アハッ！｣
夏油｢君ってそんな風に笑えたんだね……というか、私は変な事言ったかい？｣
｢ンフフッ……はぁ……腹痛い。
笑った笑った……グフッ……あ〜やっぱ無理だわ……｣
いつもの口調とは違いオープンな感じで話すAを見た夏油は目をみ開いた
｢面白いね、夏油くん……
私のことを友達なんて言う奴初めてあったよ
ふふっ……はあ、無理、お腹痛い
お友達……お友達かあ……新鮮だよ……うん、新鮮。
お友達って響きいいね……うん。｣
Aはうんうんと頷きながらも、ふふっと笑みをこぼす
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作者名：なた | 作成日時：2021年2月14日 21時
