Angel ページ4
『そういえば皆さんの関係って…?』
酔いも回った頃、気になっていたことを問いかける
「後輩と同期…ですね」
チーノくんが困ったように口を開く
もしかして、伝えてないのかな
『七瀬はコネちゃんが実況者だってこと知ってますよ〜!』
「そうなん!?」
「あれ、言って無かったっけか?」
「知らへんわ!!」
クスクスと笑っていると、太腿に何か温かいものが触れた
「…今夜もアフターええか?」
『勿論だよ』
小声でコネちゃんと会話していると、鬱くんが不思議そうに首を傾げる
「何話しとるん?」
『ん〜、何でもないです〜!』
「というか、コネシマさんにタメなら俺らにもタメでいいっすよ」
『いいの?じゃあそうするね!』
他の人と話している時も、太腿を触るのを辞めないコネちゃん
『コネちゃ〜ん?お触り厳禁何だけど?』
「ちゃうやん!」
「コネシマさん…引きますわ…」
「部長…」
「シッマ…」
「ちゃうって言ってるやろ!!」
コネちゃんに集中砲火する様子が面白くて笑っていると、耳元から黒服の石川さんの声が聞こえる
[七瀬さん、10番テーブル指名入りました]
『えぇ〜…誰ですか?』
[…後藤さんです]
後藤さんは太客の1人で、いつも何千万の単位で使ってくれる
けど、スキンシップが激しいブラックリストギリの人
『…わかった。3番に二葉着けといて」
[了解です]
「…行くん?」
『ごめんね〜!指名ダブっちゃって…代わりに二葉来るから!』
また後で!と手を振って後藤さんの元へ向かう
向かっている途中、見慣れた金髪が横を通った
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