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機嫌を直せ(練紅炎) ページ36

白龍said



「なぁ、白龍

紅炎さんって結婚しただろ?


相手はどんな人なんだ?」



そういえば、この人は会ったことないのか



そう、数年前俺の義兄、紅炎は結婚をした


俺も、他の兄弟達も突然結婚すると言われた時は驚いたのが懐かしい



「そうですね……優しい人ですよ

まぁ、でも例えるなら



見た目おしとやかな美人で中身がゴリラみたいな人です」


「え!?

い、意外だな」



「なんなら会ってみますか?」




その一言で義姉さんに会いにいく事になった



「貴方がアリババさんですね

私は紅炎の妻、Aと申します


白龍君と紅玉ちゃんには話は聞いてますよ

どうぞよろしくお願いします」



綺麗にお辞儀をしてニコリと微笑む義姉さん



「おい、白龍

どこがゴリラだよ!

どう見ても大人しそうな美人じゃねぇか!」



アリババ殿は顔を赤くして俺に耳打ちをしてくる

俺もそう思ってましたよ



けど……




バキッ

バサバサッ




「紅炎様、何故私も街へ行っては行けないのですか?」




目の前には資料が積み重なっていた机に立っている紅炎とその机を素手で壊し不機嫌な顔をしている義姉さん

隣にいるアリババ殿は口をあんぐりと開けながら俺と義姉さんを交互に見て驚いている



言ったでしょう

中身はゴリラだって



「もういい!

紅炎様に内緒で行くからいいもの!!」



そう言って俺とアリババ殿を引っ張り部屋を出る



「準備してくるので、少し待っててくださいね」



そう言って本気で街に行く気の義姉さんは早足で自分の部屋へと歩いて行く



「白龍が言ってた意味が分かったわ」


「でしょう?


まぁ、これがすごいべた惚れなんですよね」




そう言ってちらりと赤いものが見えた

多分紅炎が義姉さんの部屋へと向かったのだろう



「アリババ殿、多分義姉さんは行けないと思うので街へ行きましょう」


「え?

ほんとにいいのかよ」


「大丈夫です

だって……」








「A、機嫌を直せ

もし街に行ってお前に何かあってみろ


俺はお前を失うのは嫌なんだ

街へ行きたいのなら今度俺と一緒に行けばいい」


「……大袈裟ですよ

でも、そこまで言うのなら今回は我慢する」








こういう事はいつもの事ですから

今も昔も(練紅覇)→←手に入らないなら(練紅覇)



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アイオライト - 面白いです。あ、でもシンドバットの一人称は「俺」ですよ。 (2018年10月1日 0時) (レス) id: 6c1220de8a (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - とーこさん» ありがとうございます!嬉しいです!!pixivの方も出来上がったらお知らせしていきたいと思います! (2018年7月18日 22時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - イロノさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!!更新ほんと遅いですけど、応援よろしくお願いします! (2018年7月18日 22時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - 一気に読ませていただきました!とっても面白くて最高でした!pixiv楽しみにしてます! (2018年5月27日 10時) (レス) id: 9d0b95efc8 (このIDを非表示/違反報告)
イロノ - なのはさん» 白龍最高です!他のキャラ達も本当に素敵に表現されていて世界に入り込めます! (2018年5月22日 23時) (レス) id: 5980fa186e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なのは | 作成日時:2015年11月10日 22時

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