羨ましいよ(アリババ) ページ20
シンドリア
煌帝国とはまた違い、とても素敵な国だ
私は紅玉ちゃんと白龍君と一緒にシンドリアにいる
白龍君はともかく、紅玉ちゃんが心配だったから紅炎お兄様にお願いして着いてきた
そこで出会ったのが私の初めてのお友達
アリババ君だ
彼は王子らしい
いろいろあって今はシンドリアで修行中だそうだ
「アリババ君は凄いね！
そんなクタクタになるまで頑張れるなんて
……私にはなんにも才能がないから、羨ましいなぁ」
私はアリババ君の隣に座り、お水を手渡す
アリババ君はお水を凄い勢いで飲んでいく
「……っぷはぁ！
そんな事ないと思うぜ！
俺はお前の人を惹きつける力っていうのかな、そういうのが羨ましいよ
……実際俺も惹かれてるし」
最後の言葉は小さくて聞こえなかったが、私はそれが気にならないくらい嬉しかった
初めてそんなふうに言ってもらえて、羨ましいって言ってもらえるなんて……
私は嬉しさのあまりアリババ君に抱きつく
「アリババ君！
私達、ずっとお友達よ!!
そんなふうに言ってくれたのアリババ君だけなの！
だからすっごく嬉しい!!」
「お、おい!?
分かったから！
一旦離れて！下さい!!」
顔を真っ赤にしながら焦っているアリババ君
ほんとに女の子に免疫がないんだ……
兄様達とは大違い
なんだか新鮮……
アリババ君見てたら、もっと困らせたくなっちゃう
名残惜しいけど、私は今にもパンクしそうなアリババ君から離れ、隣に座り直す
「アリババ君、もし良かったら……
これからも私にいろんな事を教えて？
約束よ？」
そう言って小指を差し出す
アリババ君は照れくさそうに私の小指と自分の小指を絡ませる
それから月日が流れ……
彼は私にとって初めての事をたくさん教えてくれた
友情も、恋も……
ねぇ、アリババ君
私達が出会ったのは、運命なのかな？
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アイオライト - 面白いです。あ、でもシンドバットの一人称は「俺」ですよ。 (2018年10月1日 0時) (
レス) id: 6c1220de8a (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - とーこさん» ありがとうございます！嬉しいです！！pixivの方も出来上がったらお知らせしていきたいと思います！ (2018年7月18日 22時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - イロノさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！！更新ほんと遅いですけど、応援よろしくお願いします！ (2018年7月18日 22時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - 一気に読ませていただきました！とっても面白くて最高でした！pixiv楽しみにしてます！ (2018年5月27日 10時) (レス) id: 9d0b95efc8 (このIDを非表示/違反報告)
イロノ - なのはさん» 白龍最高です！他のキャラ達も本当に素敵に表現されていて世界に入り込めます！ (2018年5月22日 23時) (レス) id: 5980fa186e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なのは | 作成日時：2015年11月10日 22時
