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昔から、男子からの
好意を向けられることがよくあった。
直接言葉にされなくても、
それがなんとなくそういう感情なんだと
分かってしまった。
肝心の本命から
そういった感情を
向けられていないということも、
分かっていた。
主「今日の朝練、長引いたの?顔赤いけど。」
花「.......あぁ。」
主「ふーん。」
今回だけは、好都合だと思った。
ねえまこちゃん。
私の中から健ちゃんを消して。
────
──
─
原「Aちゃんショート似合うね。」
古「瀬戸にフラれたから切ったのか?」
主「こーじろって本当にデリカシーない。」
委員会としての仕事は終わったけど、
なんとなくウマが合ったこーじろとは
図書室で一緒にお昼を食べるようになっていて、
昼休みの後半には
いつも原ちゃんとザキくんがやってくる。
山「つーか今日瀬戸のヤツ、なんで朝練来なかったんだろうな。」
古「瀬戸は今日風邪で休みだ。」
原「えっそーなの?めずらしい。」
........健ちゃんが、休み?
古「.....A、顔に出すぎだ。」
原「気になるのは分かるけどね。」
主「......やっぱ吹っ切るの難しいよ。」
未練タラタラな自分に嫌気がさして
机につっ伏すと、
みんなが頭を撫でてくれた。
悲しいことに変わりはないけど、
こういうときに友達がいてくれるって
こんなにもありがたいものなんだ。
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黒胡椒(プロフ) - エビマヨさん» 無理せず頑張ってください!応援してます!! (2020年2月29日 15時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
エビマヨ(プロフ) - 黒胡椒さん» コメントありがとうございます!更新はできるだけ毎日してこうと思ってるので頑張ります! (2020年2月29日 15時) (レス) id: 18c018f059 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 更新まってます! (2020年2月28日 21時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エビマヨ | 作成日時:2020年2月28日 19時