60話 ページ19
･
次に目覚めたのは、蝶屋敷の病室。
起き上がると、横腹がズキンっと傷んだ。
痛みで何があったのかを、思い出す。
『......』
その時、病院のドアが開く音がして見るとしのぶさんが立っていた。
「Aさんっ、起きていたんですね？！
あなたって人は、なんでこうも無茶を...。
もう、起きたら誰か呼ぶなりしてくださいよ」
心配したんですからね、としのぶさん。
あーぁ、あんまり動くなって言われてるのに、動いちゃったから怒られるのかな。
でも、さっきまでの事を知っているであろうしのぶさんは、普通に接しようとしてくれていた。
しのぶさんも、また、最愛の姉を亡くしてるからかな。
相変わらず声が出ないままなので、近づいてきたしのぶさんの頭をそっと撫でた。
上官に対してこんな行動普通じゃダメだけど、前々からやってみたかったんだ。
「ふふっ、どうしたんですか、Aさん。
もっとやってもらいたいのですが...私は貴方の病態の説明をしなければならないので、説明しますね。
......えー、横腹以外は目立った外傷はありませんが、問題の横腹はもしかすると、傷跡が残ってしまうかと。
最善は尽くしますが、傷跡が消えないことは覚悟しておいて下さい」
そっか...そうなんだ。
なんだか嬉しく感じる。
「動かない事が貴方ができる最善の方法ですので、くれぐれも無茶しないでくださいね」
こくんと頷く。
やっぱり、無茶しないでくださいねって良くない方の笑顔で言われた。
･
それから暫くして。
私は暇を持て余していた。
ふと、枕元の台を見ると、花菜が最後に来ていたパーカーが綺麗に畳んで置いてあるのが見える。
でももう、涙は出ない気がする。
花菜がいないことはもう受け止めたし、何より、鬼に対する憎しみの方が大きい。
もっと、強くなろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ちょっと何書いてるかわからなくなりましたw
頑張ってこの面白くないところをちゃっちゃと書いて、体育祭編を書きたいです…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豆乳鍋(プロフ) - Yukiさん» 無理ない程度に更新…と思っていたら1週間以上経ってました笑 更新頑張りますね！ (2020年7月4日 8時) (
レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 面白いです！無理ない程度に更新頑張ってくださいね！ (2020年6月24日 21時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
実柑 hrk(プロフ) - Mikiさん» コメントありがとうございます！スランプにも陥り、更新が止まり気味で遅くなってしまうと思いますが、応援よろしくお願いします！ (2020年3月19日 12時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
Miki - すっごく面白いです!更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2020年3月17日 17時) (レス) id: 38ac23a481 (このIDを非表示/違反報告)
実柑 hrk(プロフ) - 夜桜さん» ええええ、そんなこと言って貰えて本当に嬉しいです……！(泣) 更新頑張ります！！ (2020年3月8日 14時) (レス) id: 3b56795229 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：年中毛布掛けて寝る派 | 作成日時：2020年2月22日 16時
