7.走馬灯 ページ8
ここは？
どうしてまた、私はここに……？
『アルビノの人間の体を食らった者は幸せになる』
どこかの国の呪術師が吐いた嘘に
踊らされていた可哀想な村の人たちは、
村の皆が平等に私を食えるようにと
光の入らない地下の、檻の中で育てていた。
そんな中、人々の私への期待や恐怖、執着は、
呪いとなって
だから私は、生きるためにそれらを祓っていた
生まれつきの術式をフィーリングで使いこなして。
けれど、私を食ってこの村の人達みんながしあわせになれるのならそれもいいかなと思っていた。
そんな矢先、突然現れて
そこから出してくれたのが夜蛾先生。
先生には感謝してもしきれない
.
｢まじウケる｣
所変わって、今度は高専。
サングラスをかけた
綺麗な顔の先輩がおちょくってくる
ほんと迷惑な先輩だ
それを笑ってみてる硝子先輩に
やれやれと呆れている夏油先輩と七海先輩
可哀想にって顔をする伊地知と灰原先輩
｢悟！！｣
先輩に鉄拳を浴びせる夜蛾先生。
ざまあ……みろ
.
.
.
｢くッ……｣
口の中に広がる鉄の味。
ったぁ。
危な、今の走馬灯？
補助監督に任務の呪霊は3級だって言われて
｢1人でも祓えるっしょ？
俺、散歩してくるから、後よろしく｣
ってどっか行った五条先輩。
(また一緒に任務飛ばされてる謎)
1人で払いに来たら
居たのは軽く見積っても1級レベル。
身体中が毒まみれで触れられないから
私の術式との相性も最悪だった
空気の濃度をいじっても
奴ら呼吸しないから意味ないし
ほんと、どうしたもんか。
｢ｹﾞｯｹﾞｹﾞ……ｲﾋﾋ……ｼんﾈェ……｣
ウザイし、キショいし。
こんな奴に殺されるとか嫌すぎる。
地面に叩きつけられて血を吐けば
綺麗な満月を背景に
呪霊の鋭い爪が私に向かって振り降ろされるのが見えた
……あー、五条先輩に
今まで受けた嫌がらせ倍返しするんだったのに。
最後ってこんなに呆気なく来るもんなんだ
硝子先輩ともっと話したかった
伊地知も、ぜんっぜん才能ないくせに頑張ってるのに
私がいなくなったら1人になっちゃう
七海先輩にも、まだ沢山褒めて欲しかった。
……うん。
まだ死にたくなかったな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫色(shiro)(プロフ) - 結月さん» 結月さんありがとうございます！あんな嫌がらせマンを好きになるには相当ポヤポヤしてる子じゃないと無理だよなぁと思い書いてました笑 頑張ります！ (2020年12月7日 18時) (
レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
結月 - スッゴく面白いです！！夢主、天然ですね。ハラハラ、ドキドキ止まらないです！！これからの展開も楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！ (2020年12月7日 0時) (レス) id: ac5cec78e5 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - uka8502さん» uka8502さん、コメントありがとうございます！この作品を好きになっていただけたということでとても嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 今まで見た中で一番好きな作品です！これからも完結に向けて頑張ってください (2020年11月30日 21時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - りんさん» りんさんコメントありがとうございます〜！ご期待に添えるようにがんばります！笑 (2020年11月27日 15時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2020年11月26日 18時
