30.縛り ページ31
五条side
硝子に呼ばれて向かえば
傑に会えた。
あいつはAが言ってた通り
非呪術師を殺そうとしているらしい
止めたかった
でも、殺せなかった。
ふと、脳裏によみがえったのは、
傑の俺への最後の戒めの言葉だった。
.
.
.
この前からAを
抱き枕にするのにハマっていたけど、
傑に言われた言葉が頭から離れなくて
悩んでいるうちに、その日は夜が明けていた
すごい寝不足でも、
廊下でAを見かければ
少し元気が出て
ちょっかいを出したくなった。
キレるアイツを笑ってたら
ふと、窓の外に見ない影を見つけて。
移動して盗み聞きすれば
Aを京都校に移動させるだとか何とかほざいていた。
＿＿＿＿京都校に移動させれば僕のようにジジイ共に楯突くやつはいない。
そうなれば、Aをより好き勝手に扱える。
そういう計画か？
Aに来ていた婚姻の話を、
僕が全て潰していたのがバレたらしい。
……あーあ。
なんで老害共はわからないかな。
…僕がここまで執着しているのに。
.
.
.
術式を使って京都高専に飛んで
上層部に話をつけた。
『杏子Aは＿＿＿＿＿＿＿＿。
これ以上、手を出さないでいただきたい』
この一言でカタはついた。
今度は東京高専に飛んで
Aとジジイの話を盗み聞きした。
頑張るねえ、Aちゃん。
感心感心。
タイミングを見てAを助けて
現在。
｢五条先輩いつから一人称『僕』になったんですか｣
｢んー？昨日。優しそうでいいでしょ？｣
｢なんか、変な感じ｣
｢あ、A｣
｢なんですか｣
｢今日から、Aの周りに変なやつがうろちょろするかもだけど、気にしないでね。
気になるようだったら僕に連絡して。多分そいつらただの護衛かなんかだから｣
｢護衛……？｣
｢そ。｣
また変なことでも考えてるのかと言いたげな視線を感じるけど、深くは説明せずにAとは別れた。
そうそう、今日はもうひとつ
やらないといけないことがあるんだよね
『伏黒恵』
あの男の、宝物の回収を。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『俺』→『僕』のくだり
本編読むとなんかグッとくるので
ぜひ読んでみてください(9巻辺りです)
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紫色(shiro)(プロフ) - 結月さん» 結月さんありがとうございます！あんな嫌がらせマンを好きになるには相当ポヤポヤしてる子じゃないと無理だよなぁと思い書いてました笑 頑張ります！ (2020年12月7日 18時) (
レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
結月 - スッゴく面白いです！！夢主、天然ですね。ハラハラ、ドキドキ止まらないです！！これからの展開も楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！ (2020年12月7日 0時) (レス) id: ac5cec78e5 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - uka8502さん» uka8502さん、コメントありがとうございます！この作品を好きになっていただけたということでとても嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 今まで見た中で一番好きな作品です！これからも完結に向けて頑張ってください (2020年11月30日 21時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - りんさん» りんさんコメントありがとうございます〜！ご期待に添えるようにがんばります！笑 (2020年11月27日 15時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2020年11月26日 18時
