2.五条先輩 ページ3
＿＿＿＿入学後2ヶ月。
｢てか聞いてる？イチネンセー｣
はっ、
呼ばれて意識を引き戻せば
ヒシヒシと視線を感じる
その視線は
後部座席でふんぞり返ってる五条先輩のもので
彼の言うイチネンセーは
助手席で縮こまってる私だ。
五条先輩の戦い方を見てろってことで
珍しくペアを組まされた夜の任務の帰り
｢いっちょまえに先輩をシカトするなよ｣
｢すみません…｣
帰りの車の空気が気まず過ぎて
昔の日のことに意識飛ばしてたとか言えない。
｢イチネンセーはなんで高専に来たの？｣
｢夜蛾先生に…スカウトされて｣
｢ふーん｣
聞いたくせに興味無さすぎでしょ…
なんで聞いたの、
お願いだから話しかけないで欲しい。
色々と気を遣うから疲れるんだ
この人といると。
｢ほんっと綺麗な白だよね｣
急に近くから声が聞こえて
振り返ればすぐそこにある先輩の顔。
サングラス、ずらしてるから
吸い込まれそうなくらい綺麗な瞳がよく見える
睫毛なっが。
肌白っ。
毛穴どこ？
しかもなんか、いい香りするし…
｢なーに。俺に見とれちゃった？｣
｢…触らないでください｣
事実だけどなんか認めたくなくて、
ムッとして髪に触れるその手をはらえば
｢うっわ、ほんとお前生意気｣
いてっ。
チョップかまされた
女の子叩くとかサイテーだなこの人
｢ふふ、仲がいいんですねおふたりは｣
｢｢はぁ？｣｣
先輩と私のハモった声を聞いて
ついに声を上げて笑い始める補助監督さん…
やめてください。
先輩不機嫌になるし
なにより私も嫌だし！！
.
.
.
｢はぁ〜……｣
やっと高専に着いた頃には
ちょっかい出されまくって疲れきっていた私。
｢何もしてないくせに、なんでそんな疲れてんの？｣
あんたのせいだよ！！
とか面と向かって言痛いけどやめておく
面倒なことになるのは目に見えてるし。
｢じゃ、先生に報告よろしく〜｣
｢…はい｣
元々行くつもりだったけど、
言われてから行くのってなんか癪…
夜蛾先生に帰校を伝えたついでに、
五条先輩とはもう一緒に任務に行きたくありませんという旨を伝えて寮に戻る
そしたら、
私の部屋の前。
｢おっそ｣
……ここ女子寮なんですけど？
｢なんで五条先輩が居るんですか｣
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紫色(shiro)(プロフ) - 結月さん» 結月さんありがとうございます！あんな嫌がらせマンを好きになるには相当ポヤポヤしてる子じゃないと無理だよなぁと思い書いてました笑 頑張ります！ (2020年12月7日 18時) (
レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
結月 - スッゴく面白いです！！夢主、天然ですね。ハラハラ、ドキドキ止まらないです！！これからの展開も楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！ (2020年12月7日 0時) (レス) id: ac5cec78e5 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - uka8502さん» uka8502さん、コメントありがとうございます！この作品を好きになっていただけたということでとても嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 今まで見た中で一番好きな作品です！これからも完結に向けて頑張ってください (2020年11月30日 21時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - りんさん» りんさんコメントありがとうございます〜！ご期待に添えるようにがんばります！笑 (2020年11月27日 15時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2020年11月26日 18時
