16.目撃 ページ17
七海side
私は面倒なことには関わらない主義だ。
しかし、目をかけている後輩が
気難しい先輩に絡まれていて
尚且つ逃げられそうにない時、
私は彼の気を悪くさせないように
という方に動いた
それにしても……遅い。
いつまで経っても、
私のお気に入りのくま〇ン耳かき棒が帰ってこない
パクられたら困るので取りに向かえば
スマホで写真を撮ってる夏油先輩が居た。
｢何をしているんですか？｣
｢しーっ。良い写真が撮れたんだ｣
覗いてみると
寝息を立てる2人組。
1人はソファーにもたれて
1人はその脚を枕にして。
…寮の共用スペースで、何しているんだか。
｢どうしますか？風邪ひきません？｣
｢大丈夫じゃないかな、まだ初夏だし｣
｢案外お似合いだね、お互い黙ってればの話だけど｣
硝子先輩いつの間に。
｢そのままにしておこうか。｣
夏油先輩の言葉に
私も硝子先輩も頷く。
耳かき棒だけ回収して部屋に戻った
『七海ーお前いつも任務の時Aとなんの話ししてんの？』
『任務の話ですよ』
『なのに好かれてんの？』
『え、私好かれているんですか？』
『自覚ねーの？』
『はい』
『ふーん。ま、いいや。
俺の話になったらべた褒めしとけよ』
『どうしてですか』
『聞くなよ〜わかるだろ』
.
.
.
全く。
強い力を持つ人は
周りを巻き込むから
いつも周りが苦労する。
でもまあ悪い気はしない
私はあの人のことが嫌いで、好きだ。
矛盾しているが
五条悟という人間は
そう単純な感情を抱かせてくれる人間じゃない
不思議な人間。
でもそれは、彼に限った話ではなかった
杏子A。
彼女もその類のような気がする
五条悟、という人間とは
また違う魅力を持った人間。
でもまだ、彼女を表現する言葉が見つからない
掴み所がない変な人。
とだけ言っておこう。
目を閉じて意識を手放せば、
鳥の鳴き声と朝日で目が覚めた。
顔を洗うために部屋を出れば
ふと、昨夜のことを思い出して
共用のリビングを覗く。
……。
……。
……。
｢いつまで見てんの七海｣
そんなに見つめるなよ、恥ずかしいだろ？
そう言って彼、
五条悟は幸せそうに笑った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ななみんがくま〇ン好きだったら
可愛いなっていう捏造です。
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紫色(shiro)(プロフ) - 結月さん» 結月さんありがとうございます！あんな嫌がらせマンを好きになるには相当ポヤポヤしてる子じゃないと無理だよなぁと思い書いてました笑 頑張ります！ (2020年12月7日 18時) (
レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
結月 - スッゴく面白いです！！夢主、天然ですね。ハラハラ、ドキドキ止まらないです！！これからの展開も楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！ (2020年12月7日 0時) (レス) id: ac5cec78e5 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - uka8502さん» uka8502さん、コメントありがとうございます！この作品を好きになっていただけたということでとても嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 今まで見た中で一番好きな作品です！これからも完結に向けて頑張ってください (2020年11月30日 21時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
紫色(shiro)(プロフ) - りんさん» りんさんコメントありがとうございます〜！ご期待に添えるようにがんばります！笑 (2020年11月27日 15時) (レス) id: ca0c3345e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫色
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/bts_Jinchimluv
作成日時：2020年11月26日 18時
