仲良くなりたいだけ* ページ30
ut「女の子の制服はやっぱりええな」
『……ごめん、キモすぎて絶句してもうた』
ut「そういう所も嫌いじゃないで」
sya「おう、自分の彼女にだけしとけよ」
気持ち悪い眼差しを向ける鬱くんをシャオちゃんが
ぶん殴っている様子は滑稽だな
zm「………」
ゾムさんは無言でこっちをチラチラと見てる
何かを言いたげなのは初対面の時から変わらない
私の方がまだまだ歳下なのにビクビクするのは
何故なのだろうか
sya「というかトントンは?笑」
『兄ならグルちゃんとお仕事の打ち合わせしてる』
ut「そんな寂しいAちゃんには、今夜ばかりこの鬱であるボクがお付き合いしてあげるで」
sya「キモっ?!」
場の雰囲気でケラケラと笑うと袖を引かれた
zm「かまってやぁ、まじで」
『ゾムさッ?!』
視界が緑しか映らない、ゾムさんは最近ハグ魔だ
何処ぞの狂犬ポメラニアンに似たな
zm「俺やて、Aと仲良くなって遊びたい」
『大丈夫です、無視なんてしませんよ』
zm「んっ、落ち着く」
肩に顔を埋められてはくすぐったい
仕方なく空いた腕を回して背中をトントンと叩く
sya「うわっ、ゾム不意打ち狙うとか卑怯やわ」
ut「騙されてアカンで、Aちゃん」
『鬱くんよりゾムさんがマトモなのは確かだよ』
ut「メンヘラやぞ、コイツ?!」
zm「大先生は後で絞める」
『だそうです』
ut「いやァ〜、気のせいやったかもなぁ」
sya「白々しいわ、お前も」
zm「今度遊び行かへん?」
『いいですよ』
zm「ホンマに?!計画立てといたるわ」
sya「俺もいく〜」
ut「何があるかわからへんしな」
zm「ッチ………ええよ」
舌打ちをしたゾムさんをシャオちゃんは細い目で見つめ
”怖すぎるやろ”とかボソボソ呟いてる
『ゾムさん、そろそろ離れてもらってもいい?』
zm「もう少し〜」
『後でまた、ハグしてあげるから』
zm「しゃ〜ないな、約束やで」
『もちろん』
sya「俺だけの嫁ポジが段々無くなってく」
シャオちゃんに嫁っぽい態度なんてしたか?
したと言えばシャオちゃんが酔い回ってる時だし
妄想やら何やら考えているのか
いや、そしたら変態では?
sya「なんか変なこと考えてへん?」
『シャオちゃんが変態か変態じゃないか考えてた』
zm「シャオロンは変態やで」
sya「ンナッ?!何言うてるんや、んな訳ないやろ」
動揺が言葉や態度にダダ漏れだな、ハッハッハッ(((
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琥珀2(プロフ) - らーてさん» ありがとうございます!喜んで頂けて嬉しいです (2022年12月18日 23時) (レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
らーて - このお話面白くて大好きです! (2022年12月15日 16時) (レス) id: 8fcdd5ce64 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀2(プロフ) - 明日花さん» 東北人なんです((雪が降ってクソ寒いですよね、応援ありがとうございます!励みになります (2022年12月4日 23時) (レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
琥珀2(プロフ) - りぃさん» いえいえ、リクエストを寧ろして下さりありがとうございました!! (2022年12月4日 23時) (レス) id: c7be8df0ea (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - 主さんも東北人なんすか!?同じですね!作品めっちゃ好きです!本当に好き!無理のないよう頑張ってください!好きです (2022年11月23日 15時) (レス) @page41 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀2 | 作成日時:2022年9月15日 23時