これ､いわゆる『負けヒロイン』ってやつですか？【ツイステ】

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寮までの道を肩を並べて歩く｡



アズール「うちの者がとんだ失礼を｡あの2人にはきちんと言い聞かせておきます｡」



「いえ､そんな｡」



「フロイド先輩が私のことを良く思ってないのは…何となく分かってたので｡」



アズール「__だとしても､女性に手をあげていい理由にはなりません｡」



アズール「絶対に｡」



「__アズール先輩は､優しいですね｡」



そう言って苦笑するA｡



その横顔を見て､どうしようもなく胸が締め付けられる｡



僕なら絶対にそんな顔をさせないのに____｡



アズール「(…なんて､言えるはずもないですけどね｡)」



ふと､Aは足を止める｡



「ここまでで大丈夫です｡送っていただいてありがとうございました｡」



アズール「そう…ですか｡」



アズール「首元､痛むようであればきちんと冷やしてくださいね｡」





────･─────･─────





アズール先輩と別れ､無事に寮にたどり着く｡



首､そんなに赤くなってるかな___｡



「(ユウにバレないように気をつけないと…)」



サッ__と首元を隠すように髪を寄せ､ドアノブに手をかけた｡



「ただいま〜…」





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