これ､いわゆる『負けヒロイン』ってやつですか？【ツイステ】

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アズール「フロイド､6番テーブルのお客様がお待ちです｡」



フロイド「はぁい」



ジェイド「フロイド｡」



ジェイド「そこは僕が対応しますので､フロイドはキッチンに回っていただけますか？」



片割れのらしくない行動に首を傾げる｡



フロイド「あ？なんで」



ジェイド「なんでも､です｡」



では__と､心做しか嬉しそうに注文を取りに行く背中を見送る｡



フロイド「(変なの〜)」



何となくジェイドの後を追う｡



すると



ジェイド「お待たせ致しました｡」



ジェイド「___Aさん｡」



にこやかに笑うジェイドと､一人の女が目に映った｡





────･─────･─────





ジェイド「来てくれたんですね｡」



「はい｡せっかくの割引券ですから｡」



フロイド「……｡」



小エビちゃんといつも一緒に居る女｡



名前も知らない､興味も無い｡



ただ､ひたすらにムカつく___そんな存在｡



ジェイド「ふふ､ゆっくりして行ってくださいね｡」



何…その顔__｡



フロイド「オレの前でも､そんな顔しないクセに…」



呟きに気づくことも無く､スッ__と真横を通り過ぎていく片割れ｡



その瞬間､どうしようもなく腹が立って



フロイド「ねぇ」



フロイド「ちょっと来て」



気付いた時には､女の目の前に立ち､腕を掴んでいた｡





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