これ､いわゆる『負けヒロイン』ってやつですか？[２]【ツイステ】

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思えば、私とユウはいわゆる『恋バナ』なるものをしたことがない。






ユウの告白現場を目撃しても、特に問い詰めることもせず






ユウ自身も、進んでその手の話をすることがなかった。






「(恋愛とか、興味無いんだろうと思ってたけど…)」






今日の発言からして、そうでもないようだ。






ユウ「ん〜、おいし〜！」






夜、いつものようにソファに腰かけながら美味しそうにアイスを頬張るユウ






そんな彼女を横目に、お風呂上がりの水を口に含む。






「(気になるけど…こういうのって聞いていいのかな)」






悶々と悩みながらコップをシンクに置こうとすると






ユウ「えいっ」






「わっ…」






突然背後から抱きついてきたユウに驚き、思わず声を上げる。






「ゆ、ユウ…びっくりした」






ユウ「んふふ〜、Aがいい匂いだったからつい」






「ん？ユウと同じシャンプー使ってるおかげかな」






ユウ「も〜…Aってサラッとそういうこと言っちゃうよね」






「？」






思ったことを口にしただけだが、何やらユウは不満そうに口を尖らせている。






ユウ「そういえばさ」






ユウ「今日のA、帰ってきてからず〜っと上の空だけど…何かあった？」






「あ、えっと」






なんでもない＿と反射で答えてしまいそうになったが、意を決して疑問を言葉にする。






「ユウはさ…その」






「好きな人とか、いたり…する？」






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