登場 ページ20
リサ:今、今！チャンミンと目が合ったぁ！
確かにステージに近い位置なために可能性はある
リサ:もう…死んでもいい…
A:ダメでしょう！
そんなやり取りをしていたら、何回目かのMCの時だった
ユノ:実はですね…今日は素敵な人が僕たちのライブを見に来てくれてます。皆さんも知ってる人達ですよ！
会場からは拍手が起きている
芸能人に詳しくない私には知らない人たろうと思っていた
ユノ:じゃじゃーん！SUPER JUNIORの3人が来てまぁす！皆さんと同じどこかの席で…
そう言うとカメラが客席を映し
リサ:嘘でしょ！
ステージの画面には
イトゥク…ドンヘ…ウニョクが映された
画面に映る彼らは手を振り、会場からは驚きの声と歓声が
リサ:大丈夫？
私は声すら出なかった…
リサ:でる？大丈夫？
せっかく大好きな東方神起に会えて楽しんでいるリサ
A:大丈夫…
そう答えると手を握ってくれた
チャンミン:それでは上がってもらいましょうか？
ユノ:そうですね！せっかくだから、皆に挨拶をしてもらいましょう
大丈夫！
私がいるなんて知りもしないし、ばれるわけもない！
彼らはスタッフに誘導されステージに
リサ:マジで…
なんのイタズラか罰なのか
私たちの席の前にウニョクが立つ
私はステージを見れなかった
まさかウニョクが登場するなんて
じっと、じっと、ただ自分の膝を見ていた
イトゥクから順番に挨拶をし始める
イトゥクの次は電話で聞いた彼の声…ドンヘだった
ドンヘが終わり…
ウニョク:皆さん、こんばんわぁ！
久しぶり聞くウニョクの声
同時にリサの握ってくれてる手に力が入る
ウニョク:東方神起…かっこいいですよねぇ？
ウニョクが話すたびに、声が聞こえるたびに
私の心臓はドキドキとトキメキに近い鼓動へと変わる
膝ばかり見ていたのに
聞こえる声に反応し、我慢できずに顔を上げステージにいるウニョクを見てしまった
その瞬間…
ウニョク:皆さん、今日は…
リサ:あ〜あ…
目が合い、ウニョクは表情が固まり、言葉がつまった
ユノ:ん？ウニョクどうしたの？
ウニョク:あぁ…日本語が飛んでしまいましたぁ！
すぐに対応し笑いに変える
久しぶり見れたウニョクは…
再び目が合うと…
私の知ってる笑顔がそこにはあった
リサ:はぁ…やっぱり出ようか？
泣き出した私に心配して言ってくれる
私は大丈夫と首を横に振るだけだった
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作者名：優勇 | 作成日時：2020年1月20日 3時
