犬＊１９９話＊ ページ9
「俺達はミドリのおもちゃだ･･･！！殺されて･･･！！首輪を付けられ利用されて･･･！！A達が戦ってる間も一歩も動けなかった････！死ぬのが怖いから･･･逆らうこともできずに･･･！まさに･･･操り人形じゃん･･･」
「････！！」
「俺達は･･･人間なんだ。選択肢は･･･自分で創る･･･！！ミドリの人形遊びには･･･もう付き合わねぇ･･･！」
選択肢を･･･自分で創る････。
そんなこと、考えたこともなかった。
私には決められた道しかないんだって思ってた。
だけど･･･見逃してだけで、最初から可能性はあったのかもしれない。
「救う方法はあるのか？」
「ああ、それなら･･･」
「救う方法はちゃんとあるよ」
ランマルの言葉を遮るようにミドリが口を開いた。
「交渉で嘘は吐きたくないからね」
『本当に･･･！？』
「でも･･･君達の力じゃ難しいと思うよ。きっとケイジさんは死ぬ･･･楽しみにしてるね･･･あはは･･･」
ミドリは笑いながら消えていった。
･･･あいつはちゃんと「救う方法がある」と言った。
フロアマスターは嘘が吐けないはず。ならあれは信用していい。
ケイジさんを助ける方法を見つけなきゃ･･･！
『ケイジさん･･･私、絶対にケイジさんを助けます。何があっても･･･どんなことをしてでも』
「気持ちは嬉しいけど、無理はしないように。･･･って言っても、君のことだから無茶するんだろうね。気を付けて行ってらっしゃい」
『はい！』
それからみんなで話し合い、放送室･･･及び制御室でヒツギを開けるということが決まった。
ミドリのことだから簡単には開けられないようにしてるだろうけど･･･
それでも、希望の光の一筋が見えたのは良いことだ。
.
.
制御室に着くと、早速みんなで「ヒツギ管理システム」というモニターを覗いた。
『これ、どう操作したら･･･』
「見せてみなよ」
困っている私を見かねてかソウさんが操作し始める。
するとソウさんは「中央の機械を見て」と視線を寄こした。
「！これは･･･！」
「ギミック･･･つまり仕掛けのセキュリティだね･･･どうやら重要な仕掛けほどレベルが高く設定されてるみたいだ」
『やっぱり一筋縄ではいかないみたいですね･･･』
できるだけ早くセキュリティを解いていこう･･･！
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にこみうどん - っっっはぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！最高すぎるではないですか！どうしたらこんな最高な小説かけるんでしょう。最高ですね。更新頑張ってくださいね！ (6月17日 17時) (
レス) @page39 id: d8578c819c (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - この作品大好きです！！応援してます！頑張って下さい！！ (6月13日 1時) (レス) @page39 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - とても素晴らしい作品ですー！！是非とも最後見たいので更新待ってますｯｯ (2023年4月1日 3時) (レス) @page37 id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
雫。(プロフ) - ここまで一気見してきました！とても面白かったです！更新待ってます！ (2022年12月31日 22時) (レス) @page33 id: 221078456e (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - めっちゃ面白いです！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年8月18日 16時
