犬＊２０７話＊ ページ17
外で待っていると、突然ドアが強く叩かれる。
おそらくサラちゃん達だろうけど･･･何かあったんだろうか。
助けを求めるような何かが･･･？
Ｑ太郎さんが叩き返す間、不安で胸がいっぱいになっていた。
すると。
『うわっ！？』
「A！！」
顔スレスレに何かが通り過ぎる。
よく見てみると、それは黒く鋭い触手のようなものだった。
「大丈夫！？」
『だ、大丈夫･･･。そ、それよりサラちゃんとランマルは！？』
これが中から出てきたということは、サラちゃん達に向けて放たれたものだろう。
中にいる二人は無事なのか、それだけが心配だ。
ギン達が慌てて中に入り、私もそれについて行った。
「みんな･･･！」
「話し合いはダメか･･･！でもＩＤカードは手に入ったんだな･･･！」
「逃げないと･･･まずいね」
「ひどい･･･！！よってたかって私をイジメて･･･ひど、ひ、ひ･･･」
その瞬間、メイプルらしき人形は壊れたようにコロコロと表情を変え始めた。
「みんなみんな許さない！！」
「すごい迫力ね･･･」
･･･正直、こんなにハッキリと殺意を向けられたことがないからか少し怖い。
死の恐怖とはまた違う、新しい感覚･･･。
････それでも、戦わなきゃ････！！
.
.
あれからみんなで色々な方法を試したけど、結局メイプルを鎮めることはできず。
むしろ暴走が酷くなっているようだった。
「や、やばい･･･！！これ以上は･･･もう･･･！！」
危機を感じたランマルが後退りした時だった。
「チッ！！いい加減にしやがれ･･･！！」
クルマダさんがメイプルに向かって走る。
そして彼女を締め上げると、そのまま頭を潰そうと力を入れた。
だけど頭の中で警報が鳴って。
『クルマダさん！！離れて！！』
「ビビってんじゃねぇ！こいつの攻撃は背中からだ！！距離さえ詰めればどうってことねぇ！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿そう言った瞬間。
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿がっ･････」
何かが貫かれる音が響き、そして
機械の部品らしきものがそこら中に飛び散った。
「クルマダ･･･！！」
『クルマダさん！！』
彼のお腹にはぽっかりと穴が開いていた。
人間じゃないから大量出血で死んだりはしない。
だけどこんな状態じゃいつまでもつか･･･！
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にこみうどん - っっっはぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！最高すぎるではないですか！どうしたらこんな最高な小説かけるんでしょう。最高ですね。更新頑張ってくださいね！ (6月17日 17時) (
レス) @page39 id: d8578c819c (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - この作品大好きです！！応援してます！頑張って下さい！！ (6月13日 1時) (レス) @page39 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - とても素晴らしい作品ですー！！是非とも最後見たいので更新待ってますｯｯ (2023年4月1日 3時) (レス) @page37 id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
雫。(プロフ) - ここまで一気見してきました！とても面白かったです！更新待ってます！ (2022年12月31日 22時) (レス) @page33 id: 221078456e (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - めっちゃ面白いです！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年8月18日 16時
