犬＊１９１話＊ ページ49
なにやら不穏な空気になってる二人に恵梨香ちゃんが話しかけた。
「今そんなことで揉めてる場合？ミドリを倒してからでも話せるでしょう」
「恵梨香･･･！」
「なにより貴方達が争ってるとAが悲しむのよ。だから一時的でも協力してさっさと終わらせましょう」
「･･･そうだね。ちょっと冷静になれてなかったかなー･･･」
ケイジさんはランマルに「ごめんね」と一言謝るとヒナコちゃんと一緒に図書館を出た。
元々バラバラに探索するって話だったから追いかけなくても大丈夫･･･かな。
それよりも今はランマルが気になる。
『ランマル、ケイジさんと何話してたの？』
「･･･別に。世間話」
『めちゃくちゃ空気悪かったのに？』
「ちょっと意見が食い違ったんだよ。よくあることだろ」
「そうね。ほらA、早く行きましょうよ」
『う、うん･･･』
何か腑に落ちないけど･･･ランマルが話したくないって言うなら仕方ないか。
.
.
しばらくあちこちを探索していると、ケイジさんが何か見つけたのか探しに来てくれた。
ついて行ってみると、どうやら図書館に階段が現れたようだった。
『この先にミドリが･･･？』
「･･･分からないけど、行くしかないわね」
恵梨香ちゃんの言う通りだ。
進まなきゃ･･･ミドリを倒して、ランマルを助けて。
そしてデスゲームを終わらせなくちゃ。
「あはっ。来てくれたんだね！」
階段の先にはやっぱりミドリがいた。
「どう？薄汚い鬼のなすりつけ合いは終わった？」
「そんなのは無い！！私達は･･･みんな仲間なんだ！！」
「そうなんだぁ！それはそれで最高だね！！美しいよ！！」
相変わらず何考えてるか分からなくて気持ち悪いな。
というかここどういう部屋なの？
「それより確認なんだけど･･･鬼ごっこに拳銃はルール違反･･･だよな？」
「･･･うん。君達がルールを守るなら･･･ね」
ミドリの謎の間に違和感を覚えていると、ケイジさんとヒナコちゃんがやって来た。
その後ろから全員やって来る。
もうミドリに････逃げ道はない。
「こりゃ参ったね」
「いやに余裕じゃねぇか･･･」
「いや、本当に参ってるんだ･･･。だってほら、鬼ごっこしようにも僕首輪がないからさ」
『･･･あ！』
そういえば首輪渡してなかった･･･！
せっかくのチャンスなのに、どうすればいい･･･！？
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みかづち(プロフ) - あげなすびさん» コメントありがとうございます！自分のペースですが頑張って更新していくので応援よろしくお願いします･･･！ (2021年8月18日 17時) (
レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
あげなすび(プロフ) - 初コメ失礼します！前の作品も好きで見ていたのですが、コメントをしてなかったので...とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年8月17日 20時) (レス) id: b8f6c5074d (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - のんさん» うわー！！！そう言っていただいてめちゃくちゃ嬉しいです・・・！ランマルの出番自体はまだ先になります（笑）これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - おかかさん» 褒めていただきありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - キミガシネのお話は少ないので書いていただいてうれしいです！ソウさんもカッコいいしケイジさんもカッコいい！！しかもランマルまででてくるとは笑これからも更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 0時) (レス) id: ea154a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年6月16日 19時
