また明日。《3》

♯134 ページ34

陸「ねぇ、壱馬は！？」


樹くんと話してると、陸くんが後ろから話しかけて来た


樹「帰りました。俺がAちゃんを誘ったから」


陸「てかさ、何でみんな勝手に帰っちゃうの？」


樹「だって……ねぇ？」


A「祭さんと陸くんの邪魔したらダメかなーって…ねぇ？」


樹「そ。二人の世界って感じだったから邪魔しないように移動してあげたんです」


陸「待って待って(汗)勘違いしてる…？」


A「してません(笑)祭さんは？」


陸「Aちゃんに色々聞きたいって。話してやってくれる？」


A「私が答えられる範囲だったら」


結局、また陸くんたちのテーブルに戻った


祭さんは少し気持ちが落ち着いたのか、とにかく質問攻めしてきて、あまり思い出したくない事とか、陸くん達の前で言うには少し躊躇してしまうような事もガンガン聞いてきた


祭「最低な男……もぅ別れる！！首絞めたり目隠し！？私はまだそこまでは無いけど、そんなのされたら私多分殴ってる」


A「やり返せなかったです。怖くて多分祭さんも無理だと思います」


祭「…教えてくれてありがと……早くに気付けて良かった…」


陸「本当に、祭に教えてくれてありがとね……でもAちゃんはずっと辛かったね……」


A「…………もぅ大丈夫(笑)」


祭「Aちゃん、連絡先聞いてもいい？これからも仲良くして欲しいなーって」


陸「元々壱馬はそのつもりで会わせたんだしな(笑)」


あ、そうだった
そういう、こじつけの理由で会ってたんだった


祭「私の番号言うねー(笑)」


A「はい(笑)」


友達って…祭さんはどこまでの仲を求めてるんだろ？？

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