また明日。《3》

♯126 ページ26

A「名前呼ばれたことが無かったんですよ。もう元カレなので、どうでもいいんですけど(笑)」


陸「Aちゃん、ホントとんでもない相手だね……」


A「見る目がないんです(笑)でも次こそは失敗しません(笑)」


祭「Aちゃんってモテそうだけど、遊ばれて終わりそう」


A「えー嫌ですそんなの(苦笑)」


祭「何となく、本命にはなれないタイプな気がする…ね、陸もそう思わない？」


陸「全然思わない。逆に遊び相手にしたくないな」


A「遊び相手にもして貰えないんですか…(苦笑)」


陸「違うよ。本命にしか出来ない子って思ってる」


樹「………ふっ(笑)」


今まで黙ってた樹くんがふっと鼻で笑った


陸「樹！そういえばいたんだったね！」


樹「見えませんか？目の前にいる俺が」


口数が少ない樹くん
席に着いてから一言も発してない


陸「うん、なんか眩しいなとは思ってたけど見えてなかった(笑)」


樹「彼の写真とか無いんですか？」


祭「あ！見ます〜？うちの直くん、超絶かっこいいんですぅ♡｣


壱馬「おっ！！見せて見せて(笑)」


祭「Aちゃんの彼も見せてよ(笑)」


A「私は……無いです。もう別れたから全部消しちゃいました(笑)｣


祭「えー……でもそっか。別れたら消すよねー(笑)」


消したのは本当
でも、元々2人で写った写メは一枚しかなかった
後は尊人さんが眠ってる時に、こっそり撮った寝顔の一枚だけ。それももう、消しちゃったけど

“写真写り悪いから撮らないで”っていつも言ってたから、もう写真は諦めてた


祭「彼のインスタ見る？………これ！かっこよくない？？」


壱馬「………………………ゲスやな」


A「…かっこいいですね………優しそうですね………ちゃんと名前呼んでくれる彼で良かったですね……(笑)」

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