忍たま達に色々な事してみた！９

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川西左近


「その歌って、もしかして僕の事？」

自意識過剰と思われるかもしれないが

でもどこか彼に似てる

その歌詞の人物

貴方はさぁととぼけた顔をして

小さく笑った






池田三郎次


「なに失恋の歌歌ってんだ」

切ない思いが

溢れ出してしまうその歌に

彼は貴方の頭を軽く小突き止める

“……なぁ、好きなやついるのか？”






能勢久作


「ぼ、僕は歌えないからいいよ」

彼も一緒にと

袖元を引っ張るが

彼は首を横に振る

だけどいつかは聴いてみたい






時友四郎兵衛


「そっかぁ、もう春かぁ」

貴方の歌う歌詞には

桜という言葉があり

彼はふと空を見上げると

風に揺られ幾つもの花弁が舞っていた

“もうすぐで3年年だね”






伊賀崎孫兵


「ジュンコもその歌好きだって」

彼の言葉に

チラッとジュンコを見ると

どこか嬉しそうな顔をしていた

それからは貴方はよくこの歌を

口ずさむようになった






富松作兵衛


「何かいい事でもあったのか？」

楽しそうに歌う貴方に

彼はふと疑問を投げかける

うんと答えた貴方は

えへへと彼に笑顔を向けた






神崎左門


「下手だな〜」

悪気がないのはわかっているが

どこか悲しい気持ちになる

なら、彼に上手と言ってもらえるくらい

上手くなってやると

どこかへ走って行った






次屋三之助


「声高いな」

やはり女の子だけあって

声が高いので

耳が痛くなると思っていた彼

しかし実際はそんな事はなく

逆に心地よかった






三反田数馬


「ノリノリだね」

リズムに乗り

歌を歌う貴方に

彼はクスッと微笑む

彼のその笑顔が見たくて

歌っていたのは私だけの秘密






浦風藤内


「悲しい歌……だね」

悲しげな口調で

空を見詰め

歌を口ずさむ

そんな貴方の手を彼は強く握りしめ

“僕がいる”そう言ってくれた

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