忍たま達に色々な事してみた！８

自傷行為してみた (1年) ページ42

楓様リクエスト

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猪名寺乱太郎


「おいで、手当てするから」

傷口から溢れ出た

赤黒い液体が

腕を伝い床に幾つもの染みをつくる

ボロボロになった貴方の手首に

彼はそっと手を添えた






摂津のきり丸


「俺を1人にしないでくれよ」

死のうとしていたのだろうか

手首には何度も突き刺した痕があり

周りには血が飛び散った跡があった

彼にこれ以上辛い思いさせないで






福富しんべヱ


「血が出てる!?乱太郎！」

血を流し倒れている貴方

彼は必死になって助けを呼びに行った

静かになった部屋で

貴方は一筋の涙を零す

もう楽にさせてよ






黒木庄左ヱ門


「話してくれないか？」

包帯が巻かれた

貴方の手首に触れ

ポツリと呟いた

“1人で抱え込むな”






二郭伊助


「痛かったね」

“辛かったね”と

貴方がもう寂しくないようにと

強く抱きしめた

私は誰かに傍に居て欲しかっただけなのかもしれない






山村喜三太


「……僕、凄く辛いよ」

傷ついた貴方の手首を見詰め

彼は貴方のために

たくさんの涙を流した

“もうやめよ？”






皆本金吾


「やめろ！何してんだ！」

刃物を取り上げるが

貴方は返してと

必死になって彼に腕を伸ばす

“こんな事して何になるんだ！”






加藤団蔵


「僕を頼ってよ」

辛い事を全部鵜呑みにして

溜め込んで

その度に自分を傷つけて

“ねぇ僕たち仲間でしょ？”






佐武虎若


「もうこんな事しないで」

涙を堪える彼の目は真剣で

肩に置かれていた手に力が入る

貴方が死んだら哀しむ人はたくさんいる

それを忘れないで






笹山兵太夫


「そんな事したって辛いのは変わらないよ」

彼の言葉に

うるさいと泣き叫ぶ

貴方の気持ちは彼にはわからないかもしれない

だけど貴方を救う事は出来る






夢前三治郎


「溜め込まないで」

みんなに追いつけないと

もがき苦しむ貴方を

彼は優しく包み込む

これで少しでも貴方が楽になれるなら

“僕がいつでも傍にいてあげるよ”

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