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マサイside
『シルク!!』
そう呼んだはずなのに目の前にいるシルクは返事もしないまま
ボロボロと涙を零し始めた
シルク「ぁ……あああッ……」
そして必死に俺の名前を呼ぶ。
ここに、ここにいるのに
やっぱり見えてないのか
『ごめんな……シルク……』
約束したのにな
“いなくならない” “信じてほしい” って
自分から言っておいて、最低だよな
『ごめっ……ごめんっ……』
声も届かないし 触れることもできない。
ンダホ「落ち着いて!ほらゆっくり深呼吸して」
本来なら、俺がリーダーの背中を撫でてやるべきなのに
______それすら、できない。
なんて惨めなんだろう。
ただ、現状が流れるのを見つめているだけ。
シルク「マサイ、部屋から絶対でるなよ?
そんでデスクトップに腰掛けててほしい
……絶対、元に戻してやるから。」
『もう……もういいよ……シルク……』
自然と零れた言葉。
ごめん。本当にごめんな、シルク。ダホ。
俺、お前らの側にいれる自信が無い
あまりにも、あまりにも惨めで。情けなくて。
こんな弱い俺でごめん、だから。
『見つけなくて……いいよ……』
*
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カイ - 感動してます。更新待ってます! (2020年1月11日 20時) (レス) id: 7192b6431b (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - エイジくんの話…書いてくれてありがとうございます… (2019年2月2日 20時) (レス) id: 5083d910a8 (このIDを非表示/違反報告)
?ひまわり?(プロフ) - えいちゃんの話・・・(´TωT`)書いてもらえて嬉しかったです。感動です (2019年1月30日 20時) (レス) id: 19333092ac (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ@三度目の正直(プロフ) - エイちゃんの話、感動です(´;ω;`)書いてくれてありがとうございます。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: b1133c30ec (このIDを非表示/違反報告)
琳寧冬月(プロフ) - 続き読みたいです!頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 9d24b8e5ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てぃろ | 作成日時:2017年7月17日 9時