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45 hearts ページ45

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とうとうクリスマス当日。
昨日の夜、傑は23:00頃に帰ってきた。
そして、着替えながら

明日はお弁当要らないよ、

と私に言った。
理由を聞くと彼は

クリスマスはAと出掛けたいんだ、

て、照れ臭そうに言った。
嬉しくて、なんだかその夜は
あんまり寝付けなかった。
なんだかんだ、
デートと言えるのか分からないけど
二人でどこかに行ったのは
花火大会ぐらいしかない。

それに、初めての好きな人とのクリスマス。
心躍らないわけがあるだろうか。


まず、最初は私は初めて来た、
傑がよく行っているらしいカフェ。

ウッドテイストな落ち着いた雰囲気だった。
傑はやっぱり大人なんだなぁ、て思う。

そんな私は、
フルーツに彩られたパンケーキを。
傑はブルーマウンテンコーヒーを。

コーヒーの美味しさは分からないけれど、
なんだか憧れる。
傑を見てると絵になるなぁ、なんて
考えながら、
私は甘美なパンケーキを口に運ぶ。
すると、ぱちっと目が合った。




「あんまり見られると恥ずかしいな」

「あ、ごめん…傑は大人びてるなって。

私、コーヒー飲んだことないし、
苦いのは苦手だから」




目線を落として、ぼそぼそと話す。




「このコーヒーは結構スッキリしてるよ。
飲んでみる?」

「じゃあ……一口だけ……」



一口飲むと、
すっきりとした苦味と
柔らかな酸味が口いっぱいに広がった。
後から甘味を感じ口によく残る。
口当たりがよくて、
思わず傑の顔を見た。




「どうだい?」

「思ったよりおいしい、かも」

「一つ、大人になれたかもね」




ふふ、と微笑を浮かべて傑は言った。
何気ない仕草が私の心を揺さぶる。
傑は甘い蜜を運ぶ蜂なのかもしれない。





.作者
あと5話あと5話あと5話
イヤァァァァァァ
私に従え文才とまとめる力〜〜〜!!!!!!

夏油傑愛してる

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りな(プロフ) - 傑作品助かります…😭✨ (2022年1月19日 0時) (レス) @page50 id: eb1e650017 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨き子 - キュンキュンしすぎて・・・ありがとうございます。想像したら興奮しすぎて鼻血出そう・・夏油傑様と結婚できる世界・・・・どこ・・・ (2021年3月31日 11時) (レス) id: 0d41b786f3 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - 壬生桜さん» 最高ありがとうございます〜!!やっぱり夏油傑はいいですよね……幸せになられて良かったです笑 新婚生活ですか…!考えておきますね。 最後まで読んで下さりありがとうございました!!! (2021年3月2日 8時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
壬生桜(プロフ) - うぅぅ(T-T)最高でした。私も傑くんが最推しなので幸せ以外のなにものでもなかったです!もうめちゃくちゃ感動しました!新婚生活編期待しています!! (2021年3月1日 22時) (レス) id: fa982b1939 (このIDを非表示/違反報告)
一橋(プロフ) - いのさん» 泣き!!!???はい……!もちろんこれからも夏油傑作品を出していきます!愛していきます! 嬉しいです……最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!!! (2021年3月1日 21時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一橋(愛之助) x他1人 | 作成日時:2021年2月1日 8時

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