【夏油傑】初めまして、結婚して欲しい

19 hearts ページ19

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花火大会当日金曜日。
ばあちゃんから貰った着物を
浴衣代わりに着ていくことにした。
髪もお団子に縛って、飾りを付ける。
鏡で出来上がった姿を見た。



「傑みたい」



無意識に出てきた言葉。
1人でお揃いになったのを楽しんで、
傑は居ないことを寂しがった。

褒めて欲しかったな、て。



時間を見て、もう行かなきゃ、と
傑から渡された祭りに使うお金を持って。
何だか、小遣いなんて娘みたいじゃないかと
思ったけど。


慣れない下駄を履いて、
家を出た。移動はタクシー。
途中で野薔薇も乗る。

実は、花火大会なんて
家から見えるだけで
行ったことなかったから。
友達と行くのも楽しみだった。



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野薔薇と虎杖くんと伏黒くんで
花火が始まるまでお祭りを満喫した。
野薔薇とクレープを一緒に食べたり、
4人でたこ焼きを食べた。
寂しさを忘れるくらい本当に楽しかった。




「もうそろそろ混むから、
さっさといいとこ見つけるわよ」




野薔薇がそう提案したから、
男子二人はそうだな、て言うから
私は言われたようについて行く。

しばらく、歩いて場所を決めて
花火が始まるのを待った。
私は初めて食べたいちご飴を
食べながら、のんびり待った。

遠くて放送が聞こえて、
野薔薇がほら、始まるわよ、と
楽しそうな顔で言うから顔をあげた。





.作者
るんるんるん
私はチョコバナナと焼き鳥はお祭りで外せません…

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