【夏油傑】初めまして、結婚して欲しい

18 hearts ページ18

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同棲生活が始まって、はや3週間。
その間、
傑は私に


高校への送迎は毎日する。
高校卒業、18歳になるまで行為はしない。

という事になって。


私は傑に


お弁当と朝夕のご飯を作る。
知り合いにあったら婚約者のフリをする。
(ただし、五条悟はどっちでもいい)

だそう。


至って簡単な事だった。
苦なことはない。
たまに傑もご飯を作るのを
手伝ってくれたりするから。
他は自由。


私達の間には何か特にあったわけもなく。
ただ、大人の余裕とでも言うのか
私は傑に一方的に心を掻き乱されている

気がする。



「傑、」



そして、私はいつも以上に
心が浮ついてて
唇が震えた。

なんでかって言うと、野薔薇に
今週の金曜日に
花火大会があるのを教えて貰って、
高校最後だし、
他の花火大会は
もう終わってしまってたから
行ってみたら、と提案されたから。



「ん？」

「あの、今週の金曜日て遅い？」

「うん。
取引先と会合があるから、遅くなるかな。
そういえば花火大会だったかい」



駄目だった。
でも、傑は私が言いたいことを
分かってるように花火大会のことを
言ってくるから。
私は誤魔化す為に、



「別に、…
友達と行くから夜ご飯は作れないって
言おうとしただけ」



て言い訳して、
惨めだな、て自分でも思った。



「うん、楽しんでくるといい」



ほら、いつもの笑顔。



.作者
はなびたいかい〜
すきなひととみたい〜
るるる〜(は？)

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