【TREASURE】宝 石 病 院 生 活 記 録 ✎५

✧ 今来てほしくない人 [ 🐶🦋 ] ページ2

【You side】
















今日は、最近では珍しく朝の検温で微熱があった。
ここ1､2週間は割と体調安定してたし先生の許可ももらってお庭に出たりできたのにな…


はぁ……怠いし憂鬱…。













ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…




「A〜」





げっ……。今1番来てほしくない人じゃん……




「A、布団くるまってたら苦しいでしょ〜。ほら顔出して。」


『…いや。』


?「A〜起きろ〜〜」



…ってかもう1人いるし……。



『んん〜〜……』



そう言って私の体を揺さぶるのは…



『…はぁ…わかったわかった降参です。おはようはると…。』


ﾊﾙﾄ「はーやっと起きた。おはよA。」


『ジフン先生もおはよ…。言っとくけど痛いことするなら今日は諦めてね。』


ｼﾞﾌﾝ「そんなのまだ一言も言ってないだろ(笑)引き継ぎで早朝から微熱あったって聞いたから心配で様子見に来ただけ。」


『このままだったら先生たちのシェアハウス遊びに行ける予定だったのに…もう最悪……。』


ﾊﾙﾄ「そんなに楽しみだった??(笑)」


『楽しみだった……。』


ｼﾞﾌﾝ「嘆いてもしょうがないよ。とにかく今はお薬飲んでここで安静にしとこ。」


『はーい…｡』


ﾊﾙﾄ「おっ、返事できて偉いじゃん。」


『ありがと〜……。』



怠くて子供扱いされてもいつもみたいに言い返そうと思えない…



ｼﾞﾌﾝ「今日は言い返さないのか?(笑)」



とか言いながらちゃっかり脚とか触って浮腫ないか診だしてるし……



『怠くてその気になれないの…。』


ｼﾞﾌﾝ「ん〜そうか。ルト、もう1回検温してもらっていい?」


ﾊﾙﾄ「了解。…おぉっと体起こさなくていいから。そのまま寝てて。」



正直この135°の角度が1番楽だからありがたい…やっぱりうちの看護師天才だわ……。



ﾊﾙﾄ「上のボタンは外すから体温計しっかり掴めよ。」


『はぁーい…。』


ｼﾞﾌﾝ「思ったよりきつそうだね…ちょっと顔も触るよ。」


『ん…』


ｼﾞﾌﾝ「あ〜こっちも腫れてる…。」



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ……



『ん…』


ｼﾞﾌﾝ「何度?」


ﾊﾙﾄ「8度1分。」


うわっ……｡


ｼﾞﾌﾝ「見事に上がってる。ここ最近体調安定してたんだけどな〜……。」


『もう最悪……ﾊｧ……。』


ﾊﾙﾄ「でっかいため息つくなって…(笑)」


ｼﾞﾌﾝ「A、これから点滴とか採血とかいっぱいするだろうから、一応覚悟しといて。」



なにそれもうやだ………(涙)

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